ただいまチ・チャンウク除隊後初復帰作となった「僕を溶かしてくれ(原題)」を視聴中なのですが、チ・チャンウク主演ドラマで最もハマった「ヒーラー」(2015)をご紹介したいと思いました。
主演はチ・チャンウクのほかに、私のドハマり法則の一端を担うロマンスクイーンパク・ミニョンと、演技派で有名なユ・ジテ。
ヒーロー・サスペンス・ラブロマンスが盛り込まれた本作の魅力を語りたいと思います。
今回は詳細なネタバレあらすじは割愛させていただきます。
作品情報
放送
2014-15年 韓国KBS 全20話
演出:イ・ジョンソプ
製パン王キム・タック(2010)
栄光のジェイン(2011)
ヒーラー(2014-15)
町の弁護士チョ・ドゥルホ(2016)w/イ・ウンジン
七日の王妃(2017)
ただひとつの愛(2019) 他
脚本:ソン・ジナ
砂時計(1995)
ローズマリー(2003)
太王四神記(2007)
シンイー信義―(2012)
ヒーラー(2014)
王は愛する(2017)他
キャスト
チ・チャンウク(ソ・ジョンフ)
パク・ミニョン(チェ・ヨンシン)
ユ・ジテ(キム・ムンホ) 他
演出脚本はヒューマンドラマを主軸に描くベテラン
イ・ジョンソプ監督はシリアスな人間ドラマを描き出される演出家さん。
必然的にロマンスはメロへと寄りがちとなるのですが、本作で組まれた大ベテランのソン・ジナ作家の作品とはかなり相性抜群だったと言えます。
ちなみに、ソン・ジナ作家の「砂時計」(1995)はドラマ史に輝く視聴率45%という記録を残しています。
冒頭あらすじ
殺人以外は依頼人の目的のために危険な手も使う業界一の腕と言われる便利屋ソ・ジョンフの通称名はヒーラー。
ある日、人気社会派記者キム・ムンホの依頼で女性ジアンを捜してほしいとの依頼を遂行した。
ジアンはムンホの兄嫁が兄と結婚する前に婚約していた男性との間にできていた子だった。
ジョンフが見つけた女性はチェ・ヨンシンという名だった。
予告編
ここで、日本版DVD発売元の予告編をご紹介します。
いや~ちょっと見せ過ぎですがそれでもここというポイントを押さえてあります。
私ももう一度見ようかな~と思ってしまいました(笑)
ヒーラーの魅力と見どころ
華麗で目を見張るアクションシーン
主人公ジョンフは身体能力が高く鍛え抜かれた腕の立つ便利屋。
様々な状況でも仕事をこなしつつ危険を回避する方法を身に着けていて、場合によっては戦闘もこなします。
アクションシーンは代役なしでこなしたというチ・チャンウク。
すご腕というヒーラーゆえの華麗な身のこなしと躍動感を見せてもらえました。
ロマンスを魅力的に演じた主演二人
私にとって、パク・ミニョンがロマンスクイーンとなった最初の作品がこの「ヒーラー」。
もちろん脚本を含め萌えポイントとなる演出はなされていたのですが、チ・チャンウクとパク・ミニョンの表情・しぐさ・雰囲気から伝わるロマンスの濃度がもう完璧でした。
私だけのヒーローという甘さ
ヒロインにとって憧れのヒーローは通称名ヒーラー。
そしてヒロインを愛してしまうジョンフがヒーラー。
僕を愛してほしい、でも君の憧れの人は実は僕の別の顔。
正体を明かせない恋の苦しさに悶える男性主人公と、憧れの人がいつも隣にいるのに気づかないヒロインのジレンマが視聴者を本作のロマンスのとりこにしてしまうロジック。
憧れのヒーローはヒロインの事を愛する彼女だけのヒーローという甘さが魅力でした。
特に7話の屋上シーン!(予告編にもありました(笑))
ジョンフに落ちた人続出でしょう(わたしも)。
チ・チャンウクこんなにカッコよかったか~!?ってなります。
巨悪と戦う社会派ストーリー
二人が出会うことになったきっかけが、二人の両親の若かりし頃起こったある事件が発端となっています。
過去の事件に気づいてジアン=ヨンシンを探したのが社会派記者として有名なムンホ。
そして物語は、彼ら3人にとって共通の敵となるある事件の黒幕の存在によって複雑かつ危険に動くことになります。
巨悪に狙われ対峙し、力を合わすなかで自分たちの関係を見つめるきっかけともなっていました。
ヒーラー~最高の恋人~とは
因縁の戦いもロマンスも良い~
そして何より、主演たちの魅力にやられた
ハマリ度は
4.5
胸がときめくドラマでした。
感想(ネタバレなし)
優しくてめっちゃくちゃ強い姿も素敵だったけど、私はジョンフが時折見せる悲しそうな目にどうもやられてしまったようです(照)
チ・チャンウクが見せる表情の演技
チ・チャンウクは悲しいとき切ない時の感情の表現が抜群にうまい俳優さんですね。
これはきっと、本作の前に演じられた「奇皇后」のタファン役を越えたことで修得した凄みなのかも。
あの難しいキャラクターを演じきっていたんですもんね。
そして短い髪のパク・ミニョンの愛らしさと言ったら…!
演技派たちのケミストリー
ロマンスの甘さや巨悪と戦う社会派の側面も丁寧に展開させてあるということがハマりポイントではありましたが、演技派の主演陣と抜群のケミストリーを生んでくれた助演陣が揃っていたことで多くの面で成功していたと言えます。
フィクションの面白さと映像だからできる工夫もされていて、20話があっという間でした。
韓国で視聴率が伸びなかったそうですが、なんででしょうね?
もう一度見直したくなるシーンも多くて私は保存版にしたほどです。
おススメです!!
このあと素敵なOSTをご紹介したいと思います。映像にネタバレが含まれますので、望まれない方はご注意ください。
OST
Michael Learnsto Rock「Eternal Love」
ヒーラーの個性を感じたステキな曲がこれ!
穏やかで温かく、そして恋しい。ほんとに素敵な曲です!
BEN「You」
もう一曲は優しく柔らかくて、恋しさが伝わるような曲
出会った頃、先輩後輩の頃、そしてより関係が深まりさまざまな思いを抱くことになる二人の様子が網羅されていますね。
目の演技がとってもいいですよね。
もう一曲だけ!
チ・チャンウク「I Will Protect You」
チ・チャンウクはとても歌がうまいんですよね。本作でも歌っておられたこの曲をどうぞ
さいごに
ヒーラーは少し前のドラマとなりましたが、今大活躍中のパク・ミニョンやチ・チャンウクが主演として輝きをさらに増していた姿が堪能できます。
アクション・ロマンス・過去の因縁・巨悪との戦いなど見どころも多くてハマれるドラマの一つだと思います。おススメです!