韓国ドラマ

MINE 視聴感想 スリリングなサスペンスヒューマンドラマ Netflix韓国ドラマ 

2021年5月8日より韓国tvNで放送がスタートした土日ドラマ「MINE」。

日本でもNetflixで同日配信となり、完結していますので今すぐ全話視聴可となっています。

Netflix「MINE」番組ぺージ

主演はイ・ボヨンとキム・ソヒョン。

美しきベテラン女優さんの共演となりました。

主観的過ぎるポイントで申し訳ないのですが、おふたりの今回の配役とキャラクター設定がすでに1話からたまらなく好きで、その期待と好みが最後まで一致したため、久しぶりに韓ドラ完走となりました👍

サスペンスヒューマンドラマの様子がくっきりと感じられた第一話を皮切りに、彼らの守り抜きたかった”自分のもの=Mine”への執着・解放がスリリングに描かれとても気に入りました。

OSTも良かったですし!

それでは、今回も前半は作品情報や魅力と個性をネタバレなしで、後半からネタバレ感想を語っていきたいと思います。

作品情報

放送:2021年韓国tvN 土日

配信:Netflix →→ Netflix番組ページ

演出・脚本・キャスト

演出:イ・ナジョン

オー・マイ・ビーナス(2015)共同演出
サム・マイ・ウェイ(2017)
恋するアプリ~Love Alarm~(2019)
MINE(2021)

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脚本:ペク・ミギョン

愛するウンドン(2015)
力の強い女ト・ボンスン(2017)
品位のある彼女(2017)
私たちが出会った奇跡(2018)
僕を溶かしてくれ(2019)
MINE(2021)

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メロから能力もの、ハイソ界のサスペンス、ファンタジックヒューマンからSF色のものまで、ラブストーリーとヒューマンドラマを様々なテイストにのせて描かれてきたペク・ミギョン作家による作品です。

キャスト:

キム・ソヒョン(チョン・ソヒョン)
イ・ボヨン(ソ・ヒス)
オク・ジャヨン(カン・ジャギョン)
イ・ヒョヌク(ハン・ジヨン)
エン VIXX(ハン・スヒョク)
チョン・イソ(キム・ユヨン)
イェ・スジョン(シスター・エマ)他

冒頭あらすじ

ヒョウォングループ会長の長男ジニの妻ソヒョンは、次男の妻である義理妹ヒスの頼みを聞き、甥の家庭教師を手配し、借金で困っているという教会傘下の幼稚園の先生をハウスメイドとして雇用した。

この60日後、この貴族のような別世界で殺人事件が起こる。

目撃したというのは、ソヒョンのカウンセラーをつとめることになるシスター・エマ。

彼女は財閥家の恐ろしさを知る者だと言うのだが…。

予告編

壮麗な城のような邸。

だがそこは無機質な気配が漂う。

そんな豪邸に住むヒョウォングループの財閥一家。不穏な出来事が待ち受けているようですね。

メイン女性キャラ紹介

主演二人とキャラがそもそも好き

主観的過ぎて申し訳ないです~(二回目)。

キム・ソヒョン演じるチョン・ソヒョン

キム・ソヒョンさん演じるソヒョンは財閥家出身で、ハン家と同じような「貴族」出身などと言われています。

どんなことに目を光らせ、注意を払い、そして手を打つのかなど、使用人を多数抱えている家の切り盛りは彼女がしていると言ってもいいほど。

何でも手にしているように見えて、”自分の最も大切なもの”を手に入れられなかった女性です。

知性と気品、大胆さと繊細さを兼ね備えた魅力的な人物でした。

イ・ボヨン演じるヒス

彼女は元トップ女優。明るく快活で、何より純粋さが美しい人

結婚で財閥家に来たヒスは、”中”の常識にとらわれない視点を持つ女性。

息子ハジュンは別の女性が産んだ子ではあるのですが、歩き出した頃から育てているヒスには、ハジュンが何よりも大切な存在。

ハジュンのためなら、どこまでも強くなれるんです。

ヒスは気品と清廉さを持ち、決断力とそれを貫くだけの強さのある女性でした。

ハン家の複雑な血縁事情もポイント

本作が複雑な心情や人間関係を形成していくことになっていた個性的な面が、血縁関係にない子の母となった3人の女性とその夫の関係でした。

ソヒョンの息子26歳のスヒョク(エン)とヒスの8歳のハジュンは別の女性が産んだ子です

そして、ヒスの夫ジヨンもまた、会長の正妻が実母ではないんです。

ジヨンについては、当事者本人以外、財閥家の者も知らないある真実もあったのですが……。

第1話に於ける、危うい均衡を揺るがす新たな使用人

物語は、ふたりの女性がヒョウォングループのハン家に雇われるところから始まります。

オク・ジャヨン演じるカン・ジャギョン

ハジュンの家庭教師として採用されたのがカン・ジャギョン。

ブランド品を身に着け、虚栄心と肝の座った印象のあるジャギョンは、ハン家の“もの”に目を奪われ執着しています

夜中にヒスのドレスを着ていたり、ブランド食器を物色したり、準備されている料理を堂々とつまんだり。

彼女は一体何者なのか。怪しさと不穏さいっぱいでした。

チョン・イソ演じる苦労人メイドキム・ユヨン

4人兄弟の長女で教会の幼稚園の先生をしていたユヨン。

彼女は、親の借金のために取りたて屋に脅されているところを、園の援助をしているヒスに助けられメイドとして雇われました。

会長が倒れたことで急きょ帰国したソヒョンの息子スヒョクの目を引いてしまう彼女は、この家の今後の計画である、大奥様が決めたスヒョクの結婚に影響してきそうな気配でした

彼女の存在が会長の描いていた既定路線を変更させるカギとなり、物語の結末が悲劇になるのか大団円を迎えるのかを決めることとなりました。

MINE の魅力と個性

60日後の事件の真相を追うサスペンス

物語冒頭で、シスター・エマが、ヒョウォングループで殺人事件があったのを見たと警察に駆けこみます。

死んだのは誰なのか、その理由は何なのか。

エマが警察に駆け込んだ60日前からを描きながら物語の真相を追っていくサスペンスでした。

事件の原因・きっかけ・理由を濃いヒューマンドラマで

守りたいもの、手放したくないもの。

それぞれが自分のものに囚われ、出口がないかのように感じている中で起こる事件や出来事。

その時、自分がどうするべきなのか、したいのか、という難しい選択をしていく彼らの姿に惹きつけられました。

終盤以降も、彼らの選択の核となる”相手の幸せと自分の幸せ”というテーマが見える物語がとても好きでした。

OST

孤高で気高い彼女たちの気品と、時に青白く・時に赤い情熱を感じさせるような曲で満足でした。

まずは、サスペンスの気配に、熱い人間模様が絡むことを予感させるような曲

イ・スンユン「This is Mine」

パワフルで情熱的な歌声が、ジェットコースターのようなドラマの展開をイメージさせます。

そして、本作を貫いていた母性の象徴ともいえるこの曲

Park Sun Yae「Dear Son」

静謐で、祈りのような曲が沁みます。

映画館で見ているかのような感覚になったこの曲は、サウンドとエコーの効果が本当に素敵です。

曲だけを聞いていると、ちょっと毎回泣きそうになります😢

孤独な戦いに挑むしかない彼女たちの覚悟を感じさせたのがこの曲

Kim Yuna「Winner」

勝ったのは誰か、いったい勝ちとはどういった形なのか、ぜひドラマで

MINE とは

彼女たちの守り抜きたかった”自分のもの=Mine”への執着・解放
スリリングに展開するサスペンスヒューマンドラマ

ハマリ度は

 4.5

高いですね~、ハマリ度が(笑)

最近は忙しくしていて、尺の長い韓ドラはだいたいハマリ度が終始4以上くらいないと完走できなくなってきています。

「MINE」はプロットが個性的

財閥もの、ハイソものとはいえ、描き方がドロドロの愛憎に流されるのではなく、理知的な主人公が状況を引っ張っていきます。

感情的な部分と理性的な部分のバランスがいいんですよね。

登場人物たちの人間性や彼らの行動の背景となるアイデンティティなども多様かつストーリーへの落とし込み方も良かったためにとてもハマりました。

それもこれも、物語を引っ張った主人公ソヒョンとヒスを演じたキム・ソヒョン&イ・ボヨンが抜群でした!!!

ここから後半はネタバレがあります
ご注意ください。

ネタバレ感想

「MINE」とはとても含みがある良い題名でした。

本作を見ていて私が感じた「MINE」はこういったものでした

  • 手放すことで手にしたMINE
  • 手に入らないと思っていたMINE

手放すことで手にしたMINE

最も大きなテーマだった「MINE」がこれ”手放すことで手にしたMINE”でした。

ソヒョンが得た財閥家の王道を手放して得た後継者の道

ソヒョンは財閥家の長男の嫁としての絶対解として、家門・グループのためになることと息子スヒョクのためになることがイコール「スヒョクを後継者にすること」であると思っていました。

グループ企業の戦略としての王道を貫くことが、成功と安定の近道であることは周知の事実だったから

けれど、実力も人格的にも適性があるのに、本人のモチベーションがなかったとしたら……。

ソヒョンは、スヒョクが愛する人と生きていきたいという願いが、後継者の道を捨てることを躊躇させない現実を目の当たりにして、自分が正解だと思っていたことに大きな修正が必要だと気づきました

この後触れますが、ソヒョン自身が思いこみの正解の不確かさに気づいてもいました。

メイドとして雇用していたユヨンと息子スヒョクとの結婚を認めたソヒョンは、最終的にスヒョクからの信頼を得、自ら後継者として会長職につき、家を出ることをやめたスヒョクにその座を譲る可能性も手にしました。

結果的に、ユヨンは賢く強い子で、出自についての雑音は納得済みのうえ、きっとスヒョクが守りそうだし、義母となるソヒョンが実践してきた家門を守るための指針をしっかりと吸収していきそうでした。

自分自身を一度捨てたヒスと欲を捨てたヘインが得た息子の幸せ

自分が産んだ子を取り戻したいという欲に駆られてやってきた家庭教師のジャギョンは本名イ・ヘイン。

ハジュンを生んだ自分こそが母親として相応しく、ジヨンから愛されている自分こそが妻の座に相応しいという思いが、「自分のものを取り戻したい」という歪んだ思いとなっていました。

しかし、その思いの根拠であったジヨンが不誠実な男で、ハジュンすら”所有物”扱いをする様子を見たヘインは、ヒスのハジュンへの母親の愛情がどれほど確かであるかを知ります

ハジュンを守り抜くことで力を合わせることになったヒスとヘインは、立場や状況を越えてパートナーとなりました。

ジヨンの転落死事件についての真相が誰のためにもならず、特に息子のためにならないと判断したヒスは、記憶喪失を装うことを選びました。

ハジュンとむつまじく暮らし、思い出を積み上げた7年間を一度捨てることで得たもの。

それは、ハジュンが敬愛していた父親の汚名を隠し、そして、母親と同じだけの愛情をかけてくれる実母ヘインがハジュンの個人教師としてついてくれた、まさに心強いパートナーを得たことでした。

ヘインもまた、こうして愛する息子の成長をそばでみることが叶いました。

手に入らないと思っていたMINE

ソヒョンは劇中、性的少数者、と呼ばれ、それだけで経営権争いのさ中弱点としてジヨンから攻撃されました。

ソヒョンが人生で愛した人はスジだけ。

財閥家に生まれ、家門同士の決めた結婚をし、自分のなすべき道を着実に歩むことに集中してきた。

ソヒョンは、「すべてを持っている自分が唯一手にできなかったのが愛する人だった」と語っています。

形式と慣習に囚われている間は決してそこからは抜け出せない”思い込み”の足かせの存在に気づいたソヒョン。

「もう少しだけ待っていて」とスジに告げた様子から、私の推測ですが、グループを新体制で軌道に乗せたあとスヒョクに任せて離婚し、スジのいる海外へと行くのでは、と思っています。

ちなみに、現在のスジを演じていた美しい女性はキム・ジョンファ

結婚後しばらくドラマ出演はされていませんでしたが、最近、印象に残るキャラクターでお見掛けするようになりました。

カン・ドンウォン主演の珍しいロマコメドラマ「1%の奇跡」が思い起こされました。懐かしい~😊

ソヒョンとスジのシーンカットFMV

不都合があれば下げますが、ソヒョンとスジのシーンは本当に美しかったですよね。

今でも消えない愛情と、それを表に出すことはできない葛藤が常に共存する二人の表情に、凄まじい演技の質の高さを感じて引き込まれました。

Mie PoさんのFMVより

シスターエマは何者だったのか

第一話から大いに関わってくるシスター・エマ。

最後まで見なかった方にここでネタバレを。

エマは、ジヨンの生母の後輩にあたる人でした。

エマもジヨンのお母さんも、若いころ妓楼で働いていた方で、ソヒョングループの会長はそのお客さんでした。

交際していた男性の子(ジヨン)を身ごもっていた彼女にほれ込んでいた会長は、エマからそのことを聞き、分かって強引に身請けしたそうです。

実の父親から引き離した形になったことを申し訳なく思っていたエマは、その後修道女となり、ジヨンが幼いころから見守っていたのだそうです。

まとめ

スリリングで先が気になるストーリー展開だけでなく、ヒューマンドラマの部分が好きだった「MINE」。

感情的な面と理知的な面のバランスが良い脚本で、生き方というものには、これが唯一の正解などというものはなく、一人一人全員に幸せのありかが違う多様なものであるということを再認識させられます。

主演・助演のみなさんもキャラが立っていて存在感抜群。

ロケに使われたお屋敷は、あちこちのドラマで見かけたところでもあり、それを思い出すのも楽しかったです。

サスペンスヒューマンドラマがお好きな方は、ぜひ1話だけでもチェックしてみて下さい。

「MINE」はNetflixで今すぐ最新話まで視聴できます

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