楽しく見ておりますピーキー・ブラインダーズ!
シーズン3を見終わりました。
1シーズン1シーズンテンポが速く内容が濃い。
S3も「な!なに!?」という展開にぐぐっと引き込まれ、トーマスのピンチと苦悩から目が離せないまま、あっという間のビンジでした。
それでは、S3の時代背景や見どころなど、前半は私の感じたところを語っていきたいと思います。
シーズン2まで視聴されていることを前提として語っていきますので、S1とS2のネタバレはあります。ご注意ください。
S3のネタバレあらすじ・感想は後半になります。
作品情報
放送:イギリス BBC
クリエイター・脚本:スティーブン・ナイト
シリーズ:ピーキー・ブラインダーズ
スティーブン・ナイトさんによると、シリーズはシーズン7で完結の予定があるそうです。
キャスト
キリアン・マーフィー(トーマス・シェルビー)
ポール・アンダーソン(アーサー・シェルビー)
ヘレン・マックロリー(ポリー・グレイ)
アナベル・ウォーリス(グレース・バージェス)
ジョー・コール(ジョン・シェルビー)
ゲイト・ジャンセン(ロマノフ公爵の姪タチアナ王女)他
S3冒頭あらすじ
1924年、トーマスは結婚式当日を迎えていた。
新婦はグレース。
二人には可愛い男の子チャールズが生まれていた。
事業は拡大を続け、トーマスの新居は上流階級クラスへとアップグレードしていた。
邸でのパーティーの最中、トーマスは取引相手のロシアからの使いの男と会うこととなっていた。
予告編
日本語字幕はついていないのですが、S3の雰囲気が感じられる予告編です。
裏社会で力をつけているトーマス達とはいえ、彼らを汚れ仕事に利用したいグループがいくつもあるんですよね~。
危険なにおいのするシーズン3です。
ピーキー・ブラインダーズS3冒頭の状況
ロンドンの競馬場でのライセンスを手に入れたトーマス達は勢力を伸ばし、1924年の地点では自動車部品輸出に潜ませている酒のアメリカへの販売も順調。
ロシア革命で追われた王族がイギリスに亡命しており、また共産主義を敵と考える過激な組織も巷でひそかに動きを見せていた様子でした。
ピーキー・ブラインダーズS3の魅力と見どころ
トーマスの幸せと絶望
家族のためにすべてを賭けられる男トーマス・シェルビー。
そんなトーマスが愛するグレースと結婚、しかも二人の間にできた可愛いチャールズも生まれています。
“グレースの前夫が事故で死亡ということになっている“らしいのがうすら寒いところですが、ピーキー・ブラインダーズ的にはまぁあるかな…という流れで(汗)
そんなトーマスが何よりも大切な家族を失うようなことにでもなったら、なんて考えたくないところです…。
トーマスに近づくヤバい取引先たち
ピーキー・ブラインダーズも非道なことやりつくしてはいるんですが、今回トーマスに接触してきた“人たち”もかなりヤバい人達でした。
うち一つはロシア革命で亡命してきたロシア王族なんですよね。
どこの組織も正攻法では目的を果たせない仕事をやらせるために接触してくるのですが、取引という名の騙し合いでしかなく油断できない。
トーマスたちは絶対に利用され使い捨てられることを許さないですしね。
絶体絶命の危機はやってくるし、そこをどう乗り越えるのかハラハラの緊張感が今回も健在でした!
ピーキー・ブラインダーズS3とは
ロシア亡命王族まで接触してきはじめた
大きな代償を払いながら命がけで無茶ぶりに耐え抜いた苦闘のS3
ハマリ度
4
ピーキー・ブラインダーズのドラマクオリティーはもう常に高いので、見始めたらこの世界にドップリです。
今回かなりシビアかつ危なかったのでヒヤヒヤでした。
アーサーの奥さんなど新メンバーも登場していたりして、S2とS3の間にあった人間関係の変化なんかは自然と想像できるような脚本になっていて良いんですよね。
そういうところが物語の世界観を広げていくというか、うまくて好きです。
S3も、え!?というところで終わりました。S4見てきます!
ここからはネタバレがあります
ご注意ください
ネタバレあらすじ・感想
S3のストーリーの経緯を整理しながら振り返ってみようと思います。
グレースを失ったトーマス
まずは今回トーマスの心に大きな傷跡を残したのは、最愛の妻グレースをイタリアンマフィアとの怨恨から失ったことでした。
結婚したばっかりなのに( ;∀;)
平和的な解決策を当初は図っていても、ピーキー・ブラインダーズという組織の強さ=恐れられる存在というイメージを失えずに起った悲劇。
かといって、暴力に訴えてくる者たちに非情に向き合うしかない側面は常にある。
トーマスの中で“強さ・力”への欲求は高まるばかりです。
接触してきた亡命ロシア王族
ロシアはやめておいた方がいいとアーサーにアドバイスされていたトーマス。
けれど、最終的に相手の報酬条件が悪くなく引き受けることにしてしまったことで地獄の攻防が待っていました。
亡命ロシア王族の目的と宝石総取り作戦
彼らがトーマスらに望んでいたのは戦車の盗難。
物がモノだけに世紀の怪盗劇になりそうなこの事案に対して計画を立てたトーマスにご満悦の彼ら。
報酬の宝石が本物であることとおよその額が確認できたことで総取り作戦を立てたトーマスは、保管されている部屋に向かって敷地外からトンネルを掘る大計画も同時進行させました。
宝石が手に入れば、仕事の報酬以上のものが手に入り裏稼業から合法ビジネスへと完全に舵を切ることができる。
家族の安全ももっと図れると踏んでいました。
この件に噛んでいた怪しい組織
トーマス達は今回の件でトーマス達とロシア王族とを結んだヒューズ神父の素性が、オッド・フェローズという反共産主義の過激組織だと突き止めました。
戦車盗難でロシアとイギリスの国交断絶につなげる目的の計画が裏にあり、その罪を実行犯となるピーキー・ブラインダーズになすりつけようとしているようでした。
手ごわかったオッド・フェローズ
正体に気づかれトーマスに命を狙われた神父は、ポリーの告解で漏れた情報を得てトーマスを返り討ちに。
一命は取り留めたトーマスに、絶対仕事をやらせたいオッド・フェローズはトーマスの愛息子チャーリーを誘拐し、おまけに宝物もよこせと言ってくる。
やりたい放題の裏組織でした。
S3の結末
誘拐されたチャーリーが無事確保できるまでは奴らの言いなりになるしかない。
マイケルがヒューズ神父を倒しチャーリーを助け出したものの、戦車の盗難・爆破はタッチの差で遂行されてしまいました。
(当初はなかったこの列車爆破はオッド・フェローズの狙いでした。ロシアが盗難したという事実だけが欲しく、ブツは渡さないというのが狙いだったのかな)。
宝石総取り作戦の真相
宝石総取り作戦、終盤はトーマスも加わった地獄の様相を呈したトンネル掘りでした。
が、この作戦を立てていたのがタチアナ王女だったとはね・・・。
宝石商に買い取りの手はずを整えていた彼女は宝石商が用意していた現金をトーマスに渡し、自分は宝石商を殺して宝石をもってウィーンに行くそうです。
ひえ~~~~~~、サバイバル力が強すぎる姫でした。
王族とはいえ、一緒に亡命してきていた親族と運命を共にするつもりのなかった人でした。
タチアナすごくきれいでしたよ、コワい人だったけど( ;∀;)
さいごに
S2のラストで命拾いしたトーマスに、チャーチル首相がいったいどんな仕事を頼んだかはS3では語られませんでした。(あったかな?)
さて、大きくなってきたピーキー・ブラインダーズと共に社会奉仕活動も行ってきたトーマスは地域の名士に。
金と地元警察などの公権力への力は得たトーマスが家族を危険から守るのに必要なのはもっと上の権力層ともわたりあえる力となってきそうですね。
裏社会の物語ゆえに残酷非情ですが。
それではS4にいってきま~す(@^^)/~~~
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