2016年MBC放送の韓国ドラマ「ショッピング王ルイ」は、純粋な愛情が感じられるシーンが多い素敵なロマンティックコメディ。
初回放送時の視聴率から倍に数字を伸ばして有終の美を飾った、じわじわと人気を集めたドラマでした。
主演はソ・イングクとナム・ジヒョン。
本作の脚本家、オ・ジヨンさんの書かれた新作ドラマ「ドドソソララソ」がNETFLIXで2020年12月より配信が始まります。
予告編を見た感じからすでに「ショッピング王ルイ」と共通するものを感じたことから、懐かしの本作について少し語りたいと思いたちました。
ただ、記事を書いていて、ソ・イングク礼賛記事のようになってしまいました。ご了承ください(笑)
作品情報
2016年 MBC 全16話
演出・脚本・キャスト
演出:イ・サンヨプ
帝王の娘スベクヒャン(2013)
ショッピング王ルイ(2016)
知ってるワイフ(2018)
愛しのホロ(2020) 他
脚本:オ・ジヨン
ショッピング王ルイ(2016)
私の恋したテリウス(2018)
ドドソソララソ(2020) 他
キャスト
ソ・イングク(ルイ)
ナム・ジヒョン(コ・ボクシル)
ユン・サンヒョン(チャ・ジュンウォン)
イム・セミ(ペク・マリ) 他
冒頭あらすじ
息子夫婦を亡くした黄金グループ会長は、不憫で愛しい孫を危険のないよう過保護に育てた。
パリのお城に住む孫ジソンは買い物だけが趣味ゆえか、かなりの目利きで、業界ではショッピング王ルイと呼ばれていた。
しかしルイは交通事故に遭い、記憶喪失となってソウルの町に放り出されてしまうのだった。
予告編
そう、ルイにとって不幸中の幸いはボクシルとの出会い。
もしかすると、いやもしかしなくても、ふたりが出会うための過程だったのねと思える素敵なおとぎ話の予感がしますね。
ショッピング王ルイの魅力と個性
イメージの限界を越えてくる主演ソ・イングク
2009年オーディション番組「スーパースターK」の初回チャンピオンとなりデビューした歌手ソ・イングク。
その後出演した「ラブレイン」(2012)での助演で光るものを見せた翌年、tvN「応答せよ1997」(2012)で主演を見事こなし一線級の俳優へと一気に歩を進めたほどの実力派。
彼の出演するMVを見た時、「え!ソ・イングク演技かなりできる人だよね!」と感じざるを得ないほどでした。俳優として大活躍を始める前年の彼がこれ!
Seo In Guk (서인국) ‘Saranghae U’ Music Video (사랑해U)
歌手デビュー後の翌年です。
高校生役や天才詐欺師、影を抱えた孤独な男など、さまざまな役を人間臭く演じられるソ・イングクが、本作では純真で愛らしいキャラクタールイを演じました。
ソ・イングクはこういう役をこんな風に演じられるんだなあぁ、演技の幅は想像以上だと感心しきりでした。
ちなみに、その後見た彼の作品が「空から降る一億の星」で、改めて唸ったんですが。
魅力のある俳優さんです。
ルイの魅力とボクシルとの関係
生まれた時から自分の世話をしてもらうことが当たり前の純粋な御曹司ルイ。
御曹司であるときも、記憶をなくして不安な境遇になったときでも、お世話をしてもらうことに対して自然。そして愛らしく憎めない。
両親を幼いころ亡くし、大財閥のたった一人の御曹司である孫を守ろうとしたおばあさんの方針で海外で家族と離れて暮らしていたルイにとって、ボクシルと恋人を通り越して求めていた家族のような関係を築きます。
きっと、ボクシルと離れて暮らすことなどできそうにないと感じられる愛おしい様子に目を細めました。
見る作品作品で違った姿を見せてくれるソ・イングク君にはこれからもいろんな役を沢山見せてほしいと感じます
温かく純粋な面々が織り成す愛の物語
本作は御曹司ルイが陰謀によって事故に遭うところから展開を始めます。
ボクシルが記憶喪失となった身元不明のルイの面倒を見ることになり、金銭感覚のおかしい(実は)御曹司のルイの買い物癖に振り回されながらも身寄りのないふたりは身を寄せ合うように暮らしていきます。
そこに、二人と密に関わる財閥傘下の独身企業本部長チャ・ジュンウォンが絡んでちょっとコミカルに時に切なく進んでいきます。
どの登場人物も根の優しい人ばかりでした。
ショッピング王ルイ とは
心優しき人たちの巡り合いと愛の物語
癒されて心が温かくなった
ハマリ度は
4
とても好きな作品です。
ルイのおばあさんの愛情や、ボクシルの両親のエピソードなどなど、純粋な愛情が感じられるシーンが多くてついうるっと来てしまいます。
微笑ましくて癒されたステキな作品でした。
芯が強くて優しいコ・ボクシルはナム・ジヒョンがぴったり。
田舎育ちという設定を、明るく自然に説得力をもって演じられる主演級女優さんは現在ナム・ジヒョンがトップではないでしょうか?
OST MV
ドラマを振り返るときにOSTは欠かせませんよね!
映像にネタバレが含まれますので、望まれない方はご注意ください。
まずは明るくておしゃれ、なこの曲
キム・ソヒ「Navigation」
もう一曲は温かく切ない気持ちになるこの素敵な曲
チャン・ジェイン、チョヒョンウ「Fine」
二人に切ない展開がやってきたあたりのシーンが盛り込まれています。
日々の中に感じていた幸せが伝わってきますよね。
さいごに
ネタバレあらすじは割愛しましたが、ハッピーエンドである、ということだけお知らせします。
さて、ソ・イングクは、ロマンスやラブコメに出演する時には、演じる人物の恋の相手はこの人しかいないと思わせてくれる演技を見せてくれます。
ロマンスである場合も、仲間との絆やブロマンスの場合も、どの人物に最も思いの重心をかけているのかが分かる演じ方をしてくれます。
いやいや、「ショッピング王ルイ」の感想記事が、ソ・イングク礼賛記事になってしまいました。
お気に入りMVなんですよ😭
最後に一つだけ、ソ・イングクが出演している2012年の私の好きなMVを貼らせてください。
元SISTERのダソム、アン・ジェヒョン共演
K.will「Please don’t」
ラストの真相にはっとさせられるストーリーでした。
あわせてよみたい主演陣の出演作
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