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「BE LOVE」 視聴感想 楽曲の世界観を耽美に映像化 MV的なミニドラマ 日本BL

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BE LOVE
habbit

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アジアBLドラマが日本で話題のジャンルとしてにぎわっているいるちょうどこのタイミングで、日本の大手アイドル事務所ジャニーズ所属のタレントによるBLドラマ「BE LOVE」が2020年にdTVで独占配信されました。

主演はボーイズグループKis-My-Ft2の玉森裕太と宮田俊哉。

全4話というショートムービータイプのミニBLドラマ。

視聴して感じたところを語っていこうと思います。

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もくじ

作品情報

配信

2020年 日本dTV 全4話

演出・脚本・キャスト

演出・脚本:諏訪雅

劇団 ヨーロッパ企画 公演演出・出演
dTVドラマ演出:つばめ刑事(2019)BE LOVE(2020) 他

脚本・キャスト

玉森裕太
宮田俊哉 他

冒頭あらすじ

童話作家の玉森は、作品を仕上げるために海辺の洋館へとやってきた。

缶詰め作業になる玉森に同行したのは、プライベートでもパートナーの編集者宮田。

仕事とひと時の非日常を味わう2人。

今玉森が描いているのは、死んだ人に会える花を探している少年とバンパイアの物語だった。

予告編

2人には、何か悲しい出来事が待っているようですよね。

BE LOVEの魅力と個性

楽曲を基に脚本化されたストーリー

主演を演じる玉森&宮田の2人のユニット曲「BE LOVE」「星に願いを」「運命」を基に映像化されたのがドラマ「BE LOVE」

劇中でもサウンドトラックとして流れていました。

これらの歌詞の世界観や要素を盛り込んで、主演のお2人が脚本監修もして取り組まれたということでした。

特に、「BE LOVE」という曲はインストゥルメンタルにアレンジされてサントラとして幾度となく劇中で流れていたため、4話見終わるころには耳にのこりました。

ミュージックショートムービー的に

約20分x4話となる「BE LOVE」。

ふたりの親しさを表すスキンシップを含めた親密なシーンや戯れる様子などが、美しい浜辺や真っ白な洋館の中で繰り広げられます

その様子をシーンシーン切りとるように撮りつなぎ合わされていて、ミュージックビデオのようなショートムービーを目指されているんだなと感じました。

童話のストーリーが示す二人の未来

親密なふたりの間に、何か、ある悲しい出来事が起こることが予告編で示されています。

玉森の制作していた童話の内容が、彼らと何か関係があるということを予感させるんですよね。

BE LOVE とは

楽曲の歌詞の世界観を耽美に映像化
ミュージックショートMV的な美しさをBLで

ハマリ度は

 2

先ほども話しましたが、脚本や編集と言ったストーリーや映像の部分、また童話の再現部分などがなめらかにつながっていないのが気になっていました。

やはり、目指すところがドラマというよりもミュージックビデオ的な映像美、そしてオチのある短編ゆえに駆け足になってしまう展開が理由だったのでしょうね。

2話ラストに突然やってくる急展開。

そして、”そうなってしまう”という説得力が必要なキャラクター描写や二人の背景などが描き切れないままにやってくる結末。

ドラマとして捉えるとどうしても物足りなさが感じられてしまうのですが、これが、ミュージックショートムービーであったなら理解できます

ただ、もう少しどちらに寄せるのかはっきりとした意図が感じられればもっと良かったなとも。

そこは、演出といった、演者に頼れない部分なのだろうなと感じています。

本作を視聴する方法はなさそう? (2022.11.21現在)

本作はdTVオリジナルで配信されていたのですが、2022.11.21現在は見つけられませんでした。

ここからはネタバレがあります
ご注意ください

ネタバレ感想

2話ラスト、突然玉森がこの世を去ります。

詳しい事情は省かれ、愛する人を失った宮田の玉森を偲ぶ行動が後半の物語となっていきます。

彼との約束を果たすことが宮田の生きる原動力となっていく

けれど、その方法は玉森には受け入れがたいものだった…。

童話に投影されていた二人の結末

死んだ人に会える花を探す少年と、孤独だった”人間ではない少年”との出会いを玉森は童話として描いていました。

玉森の残していた童話のラストシーンは、ふたりが作業していた部屋にそっくりな場所で息絶える少年の絵。

玉森の残したラストシーンにはあるが、部屋にはなかった花を花瓶に刺した宮田は、もうこの世のものではない玉森の姿を見、そして彼にこの世ではない永遠の場所へと連れていかれるのです。

説得力を演出できていればエモーショナルなドラマになったはず

ふたりがすでに恋人同士であると示されていたことから、抱きしめられたりといったスキンシップの時など、くたっと身を預けるような無言の親密感や余韻といった演出も欲しいところでした。

前半で表現した分だけの幸せ度と親密度が後半の玉森の激情の説得力となります。

恋人役を演じていると感じさせられてしまっては元も子もありません。

彼を”連れて行くしかなかった”玉森の心情に切なさやどうしようもないさみしさが演出から感じられれば、とてもエモーショナルなショートムービーになったのではないでしょうか。

彼が身勝手な怒りで宮田を連れて行った印象が残ったのはとてももったいなかったと思います。

これでは、玉森はいわば、「ホーンティングオブシーサイドハウスのゴースト」状態です…。

宮田がそれでも一緒にいられるのがうれしい、これから永遠に一緒だよと思っていればハッピーエンドですが。

さいごに

とはいえ、伏線を回収するオチがちゃんとある

ガチの切な悲しいロマンスだったらこうあって欲しい!というドラマ好きの血が騒ぐ感想になってしまいました

ですが、本作は、ミュージックショートムービーとして見れば、伏線だった童話のストーリーを回収させるちゃんとしたオチのある短編です。

お二人のファンや、短編のロマンスを見たい方にはとても合うミニBLだったのではないでしょうか。

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habbit

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