”後悔多き過去をやり直せたら、あの愛を手に入れられるかもしれない——”
不思議な力で過去をやり直すチャンスを手に入れた主人公の見つけた愛の物語。
原作は「2gether」「Theory Of Love」のJittiRain作家。
そして主演は「Sotus」シリーズ以来およそ4年強ぶりにBLドラマに出演となったKrist Perawatと「Dark Blue Kiss」「Not Me」のGawin。
温かく誠実で精一杯に生きる愛すべき二人の主人公を演じたGawinKristは、ドラマの誠実なストーリーと合わせて確実にファンの心を温めました。
私も大好きだった本作の感想を語っていきたいと思います。
もくじ
作品情報
2023年 タイ
GMM TV
全12話
原作:JittiRain
mebmarket
บทกวีของปีแสง:: e-book นิยาย โดย JittiRain
บทกวีของปีแสง:: e-book นิยาย โดย JittiRain
JittiRain作家は、GMM TVでのBLドラマ化作品が多数ある人気小説家。
GMMドラマ化作品
なかでも「2gether」は日本でも大ヒットし、タイBLの認知度を爆発的に上げた有名な作品でしたね。
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演出・脚本
演出:Waa Waasuthep Ketpetch
- 映画:The Blue Hour(2015)脚本 [Anucha監督]
- 映画:Malila:Farewell Flower(2017)脚本 [Anucha監督]
- The Gifted1&2(2018-20)演出&脚本
- Good Old Days(2022)演出&脚本
- 映画:The Internet(2023予定)監督 [Bright Vachirawit主演作]
- Be My Favorite(2023)演出 他
上記のほか、多くのClub Friday作品などを含め脚本家として10年近く、そして2018年頃からは監督・演出もされているWaa監督。
「Not Me」のAnucha監督と組まれた映画作品もありました。
予告編
日々の生活で精一杯の毎日を送ってきたKawi。
気づけば10年、大学生時代好きだったPearmaiは、憎きイケメンPisaengと結婚するという。
当時彼女に贈るつもりが壊れてしまったオルゴールは、Kawiの心残りの象徴そのもの。
オルゴールを修理してくれる人に出会い、元通りになったオルゴールを鳴らすとKawiは大学生時代へとタイムリープした。
後悔していたことをやり直すと決め行動したKawiだが、いざ現実の時代に戻ってみるとPearmaiではなく、彼女の新郎Pisaengが恋人になっていたのだった。
可愛い! そうなんだよ😭✨ 必殺レベルだよKawi……
予告だけで最高です、いやもうこれだけで満足レベル!
キャスト&キャラクター
Krist&Gawin:Kawi・Pisaeng役
- Krist Perawat Sangpotirat(Kawi)
- Fluke Gawin Caskey(Pisaeng)
Sotusシリーズ以来のBLドラマ主演となるKrist
私にとってKristといえば、Singtoと主演を演じられた「Sotus」。レジェンドのおひと組。
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そのKristが、新たな作品でGawinさんとBLドラマ共演されます。
Kawiのキュートネスが発覚炸裂
演技力とキュートネスの表現がずば抜けているKristさんに信頼深し、です。
BLドラマ主役初! 作品ごとに演技が凄みを増したGawinさん
飾らない素敵イケメンPisaeng役!
私がGawinさんの出演作で全話見たのは「Dark Blue Kiss(2019)」、そして「Not Me(2022)」。
DBKではサントラも歌われていて、俳優より歌手としての才能を先に証明されていた印象でした。
その後、「Not Me」を見て表現力の飛躍的な伸びと深い瞳の演技に完全に参ってしまった私は「Not Me」の感想で「Gawinさん最優秀助演男優賞🎉」と勝手に大決定しています。
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そのGawinさんがBLドラマで、私の中のレジェンドと主演共演されることに!
これはっ!
それにGawinさんが全身で醸し出すあの佇まいが好きです
Aye:PearMai役
Aye Sarunchana Apisamaimongkol(PearMai)
歌もダンスもされる才能あふれる素敵な女優さんが、本作では主人公Kawiの憧れの女性PearMaiを演じられます。
「A Tale Of Thousand Stars」で、主人公Tianの命を救い、彼と最愛の人Phupha隊長を結んだドナー女性のTorfunを演じていたAyeさん。
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つまり、本作でも、不思議なチャンスを手にした主人公の運命の人とを結ぶきっかけとなる可能性が大という役です。
本作の共演者Gawinさんと共にカバーされたMVがありましたのでここで!
Save Your Tears Covered by Fluke Gawin & Aye Sarunchana
キャラクター相関図
Title Kirati Puangmalee(Knot=Pisaengの友人)
Titleくんは「Love By Chance」でお馴染みの俳優さん。最近だと「Unforgotten Night」で主人公Kimにアプローチする取引先の方を演じておられました。
今はGMM TVの俳優さんとして「Only Friends」や「Hidden Agenda」などにも出演予定あり
Aou Thanaboon Kiatniran(Max=Kawiの友達)
「Vice Versa」のAouでお馴染みのAouさんも、本作ではKawiの友人役です。
そのほか、Kawiのお父さん役には「KinnPorsche」の大ボスパパ役をされたKob Songsitさんのお顔もありますね。
Be My Favoriteの魅力と個性
冒頭話は秒!次にどうなるのかワクワクの物語
一口に「過去に戻ってやり直す」と言っても、状況も願いも何もかもが全てオンリーワン。
しかも、結果は無限パターンあって、一体どんな経緯を辿るのかわからない部分を楽しめます。
Kawiは自分が失ったと思ったものを取り戻すために戻り、得られなかった恋に向き合うことになるも、これまたまさか別の恋が手に入っているとわかる。
全てが変わってしまったKawiの周りの人や状況に対するリアクションだけじゃなく、Kawi自身の人生への気づきと愛とは何かを知っていく物語。
「Be My Favorite」の魅力は、兎にも角にもKrist演じるKawiの人間臭さと、彼の持つ可愛さ。
そして、そのKawiの魅力を知って彼を思うようになるPisaengの誠実な恋心です!
直近オルゴールを鳴らした瞬間に戻るタイムリープ
タイムリープのルールはこれ
- 過去の始点はオルゴールを買った瞬間
- 過去で鳴らすと、過去に移動する直前の現在へ戻る
- 現在で鳴らすと、前回過去で鳴らした瞬間に移動する
つまり、いつでも鳴らせば現在に戻れるため、過去での行動がどう現実を変えたのかをまめに確認ができるシステム。
ただ、過去に戻れると言っても、前回より過去へはもう行けないんです。
やり直した過去はもうやり直せない。
つまり、やり直しは一度きり、しかもその過去は現実を確定していくことになるんです。
さらに、タイムリープは無限にはできない。ここも大事なポイントでした。
温かく誠実、心情を細やかに描く愛の物語
状況に右往左往することになるKawiだけれど、物語はドタバタのラブコメではありません。
Kawi の後悔の原因となったことをやり直したい彼の切実さと、そんな30歳を迎えた切実なKawi に触れて人生そのものがガラリと変わっていくPisaengの物語でもあります。
苦しさ、悲しさ、もどかしさを、ストーリーとセリフに散りばめながら、細やかに彼らの穏やかで優しく愛に満ちた感情を描いていく物語。
口説き落とす! なんていう言葉すら実のところ無縁な、行動そのものが彼らの心や愛を伝える誠実なドラマでした。
OSTはKristとGarwin!
Krist Perawat「REDO」
オープニングテーマ曲です!
🎵過去を振り返り、どこを正せばよくなるのかわかる今、もう一度チャンスが欲しい
二度と間違わない、一度でいいから試させてほしい
いつか美しい愛を見つけるよ (いつもざっくり意訳でごめんよ🙇♀️)
キャッチーなサビが耳にのこる素敵な曲ですよね!
Gawin Casky「Unable」
Kawiの気持ちがPisaengに向いていたとしても今度はそれに気づかないkawiに向けた彼の思いが曲になっているようですね。
好きになった気持ちは変えられない、Kawi も自分を思っていてくれている気がする、
もどかしくも切ない心の歌ですね😭
Krist Perawat「Thankful」
劇中、曲作りが好きなKawiが、諦めていた歌を歌うきっかけを手にします。
誘われたバンドメンバーとスタジオで初めて演じるシーンで歌ったのがこの曲でした。
Gawin Krist 「It Might Be You」
声が、トーンがもう一体となってる、こんなすごいパターンのデュオもあったなんて!
お二人の相性は、音楽的な部分でも近い感覚であっていたんですね〜
Be My Favoriteは
タイムリープのチャンスがくれた奇跡
真実の愛を見つけた温かで誠実な彼らの物語
ハマり度は
4
素敵な物語でした。
不確定要素が常に存在するタイムリープものは、着地点がどうなるのかが読めない楽しさがあります。
だからこそ、誠実な脚本が、誠実やキャラクターたちによって紡がれていく物語は、視聴する私に信頼と安心をくれました。
愛する人同士、自分の気持ちを伝える関係でいられるって最高です。
齟齬が発生すれば気づき、何が問題なのかをそのままにしないで話し合う。
ちょっと待って、これふぉすぶがいつもリアルでやってると言ってるやつやん…‼️
ごめんごめん、つい別の話題を入れてしまいました🙏
素敵なハッピーエンドに心が温まるドラマでした。
Gawinさん予想通りのハートに刺さる演技の数々と、心惹かれる佇まいにhabbit幸福でした。
GawinKristの才能とケミストリーに感謝です💐
視聴方法(2024.3.14現在)
5/26 Blu-ray 発売
5/26発売 コンテンツセブン
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本編プレイリストはこちら
日本以外から 要VPN
*NekoCapによるファンサブあり
あらすじ感想
EP1 もう一度やり直すチャンスを手にしたKawiの旅が始まる
Kawiの心残りはバディ発表の日が始まり
実は大学生時代、学部内で「シークレットバディ」という、クジでクラスのメンバーを書いた紙を引き、それを後で発表しあうという企画が行われました。
運が相手を選び、その人とバディ(相棒)という形でつながる素敵な企画。
なんとKawiはPearmaiを引き当てていました!
彼女にバディであることを明かすと同時にプレゼントする予定だったのが水晶オルゴール。
Kawiはこの時、Pearmaiとバディになることをきっかけにして、彼女との恋を始めたいという強い思いがあった。
なのに遅れて行くと、彼女のバディは俺だと、Pisaengが言ってしまっていたんです。(彼なりに理由があったのだけれど……)
Kawiはこの悔しさを正したいという思いから、夢の中(だと思っている)で、Pisaengに「Pearmaiに本当のことを言え」と食い下がったのでした。
滅茶苦茶なようで、心根はやっぱりKawi、そこが魅力
EP1では、まだKawiはこれが夢だと思っている状況。
Pisaengに絡み、彼のDJの仕事についてクラブに行き、彼の金で30年間味わってもこなかった酒を煽り、初めての踊り狂い。
ついには、女性に暴力を振るう男を諌めました。これまでなら巻き込まれないように見ないふりをして逃げていたKawiが、お酒の力も手伝って、ヒーローに。
ただし、Pisaengに助けに入ってもらわないと危なかったし、さらには、暴力男の手下に追われる羽目になったのだけれど。
逃げ走る二人の笑顔が、これからのストーリーへの期待をさらに高めてくれました!
ではPisaengが引いたシークレットバディは?
そうです! Kawiでした!
EP2 Kawiが手にしたものは「親友」と「挑戦する勇気」
オルゴールが過去と現在を往復させてくれると気づいたKawiは、そのチャンスをPearmaiと結ばれる世界に変えようと決めました。
ただ、過去に戻れば自分の思い通りに行くなんてそう簡単には行きません。
人を変えることはそもそも難しく、そして何よりKawi自身の考え方や行動のクセが問題でした。
お前とは違う、自分には何もない
Pearmaiに自分がシークレットバディだと伝えたいけれどできないと殻にこもったKawi。
その理由は
贈り物のオルゴールはタイムリープに必要だから渡せない
→別のプレゼントを買うお金がない
→贈り物がなければPearmaiに向き合う勇気も出ない
→だって自分には何もないから
——30歳までの諦めぐせ・卑下ぐせが抜けないKawi
「それでいいのか!?」と部屋にまできて気合いを入れてくれたのが、たった一晩で「友達」になったと言ってくれたPisaengでした。
Kawiのめんどくさい自己憐憫に呆れながらも結局は勇気を出したKawiを受け止めました。
Pisaengを瞬時に親友に格上げ 現実を変えるために!
てっきりPisaengが恋のライバルだと思っていたKawi。でも違いました。
未来でPearmaiと結婚するのだから、Pisaengも彼女のことが好きなのだろうというのは思い込み。
そうと知って俄然ファイトがみなぎり、Pisaengを親友に格上げ!
「親友だからお金貸して」
宝くじを当てて返す、という無茶苦茶なKawiに付き合ってくれるのがPisaeng😂 →マジでしたね😳
Kawiには、Pisaengは何もかもを持っている無敵の男に見えているけれど、彼は表面だけしか見ない人々に囲まれて本当の友達と呼べる人を持てない孤独を抱えてもいました。
格上げされてPisaengも嬉しかった?
自分にそっくりなLittleKawiが欲しいからお金出してと甘える”最恐の可愛沼Kawi”。
PearmaiとKawiの食事をセッティングした後、LittleKawiを取ってあげようと必死のPisaengの心に生まれた炎を見ましたね!
こんな可愛く欲しがられたら、絶対取りますよ、むりやもんそんなん。
今回、現実がどう変化したか!
PearmaiとPisaengの結婚式の当日のまま。
でも、酔ったPisaengがKawiの部屋に現れてキス!
確実に現実は変わっていたけれど、Pisaengの心が変わっていました。
こうして、Pisaengの心が過去で変化を始めています
EP3 変えた過去が確定していく 激変したPisaengとの関係にKawiは!?
変えた過去よりも前の過去にはもう戻れないのが水晶オルゴールのタイムリープルール。
何を変えて何を変えないかという選別は難しくなるばかり。
さらには、オルゴールのタイムリープはいつまでもできるわけじゃない、ということが判明しました。
PearmaiじゃなくPisaengが自分を!?
現在に戻ると、Pearmaiとの式を放棄したほぼ酔い潰れのPisaengから10年来の思いを告白されたkawi。
しかもいきなりのキス。
予想もしなかった衝撃状況に、KawiはPisaengが将来自分に告白するような展開にならないようにしようと意識してしまい、謎の拒絶を始めます。
意識しすぎて「俺のことが好きなの?」と聞かれる始末。
Pisaengは人間関係を見直したい何かの事情がある
イケメンでリッチで人気のあるPisaeng。
けれど、彼は、Kawiがクラブで酔った夜に「孤独」というワードを口にしています。
古い友人であるPearmaiは、Pisaengが友達だったNodと決別したことやフェイスブックのフォロワーを半分に減らしたことを気にかけてもいます。
女性を性的な目で見たり、誰かを侮辱するような有害なメンズトークや、自分の表面だけを見て何かに期待されることに嫌気がさしているのかな?と思わせるセリフもありました。
Nodの言動にはクソ男臭がしていたのだけれど、PisaengがPearmaiを庇った言動の理由が「僕がPearmaiを好きなんだ、それをPisaengが知っていたから」というKawi の言葉に一気に豹変。
PisaengがPearmaiのことが好きなんじゃないとわかった地点での彼の態度をみると、Nodの行動にもなんらかの感情的な理由がありそうです。
Kawiの態度に苛立つPisaeng、きっとKawiに癒されていたのかも
Pisaengが自分のことを好きにならないようにしよう、とKawi は思っているのだけれど、一体自分の何に、いつ彼が惚れるのかなんて全くわからない。
だから、とりあえず接触を避けようとしました。
ただその態度はPisaengを傷つけます。
Pisaengにとって、Kawi はこれまで何かの殻の中に隠れていた孤独を知る人。そして、ある日突然自分に付きまとった挙句、丸見えなくらいみっともない姿を見せてきた飾らない存在。
欲しいものを欲しいといい、チキンな姿も図々しい姿も見せるKawiに、Pisaengが今まで人間関係の中で感じなかった「安心」を感じる相手だったのかもしれません。
PearmaiのPisaengへの片思い歴は長そうだ
家族同士付き合いのある古い友人同士PisaengとPearmai。
PearmaiはPisaengのことがずっと好きだったようですね。今の状況から見て、Kawi がPearmaiの心を勝ち取るにはなかなか厳しいものがあります。
ただ、限りあるタイムリープを後悔しないよう精一杯本音でトライすると決めたKawiは、30代の知恵とタイムリープの利点を最大限に活かしてロト賞金を使い学部の旅行に参加します!😉
EP4 未来よりも今を精一杯 後悔の味を知るKawiにこそ刺さる
タイムリープのチャンスをくれた不思議なおじさんからの大事なアドバイス、それは
「未来を最も良くする方法は、未来を意識しないこと」
つまり、
どうなるのかならないのか、まだ起こっていない未知の状態を心配しても意味がない。今を後悔しないよう、本音で精一杯生きることしかない
という真理が眠っている言葉でした。
ついに十数年来の気持ちを告白!
純粋で過去を必死で生きると決めているKawiに降りかかる、理不尽で嫌みな出来事も多々起こってしまう学部キャンプ。
それでもKawiはPearmaiに気持ちを伝えるということを成し遂げました。
それが、振られるであることを期待するNotたちの嘲笑の上に成り立った計画であっても、背中を押される形で先延ばすことなく告白できました。
……未来を知っているKawiだから、彼女の気持ちは大体わかっていたよね。切なさもあるけれど、諦めるばかりだった現実を思えば後悔がひとつ解消できました。
Pisaengのマインドセットをガラリと変えたのはKawi
純粋さを嘲笑われているKawi を見ているのは辛いPisaeng。
フラれて凹むKawi をクラブに連れ出したNotたちにこの年まで誰とも関係を持ったことがないとぶちまけ、放蕩な女遊びを教え込まれそうになって、自分が女性からアプローチされたのは初めてだと喜ぶKawi を見ていられない。
でも、誰かを傷つけたくないという思いの陰で、自分が傷つきたくない気持ちから本音を隠していることを暗にKawi に指摘されてしまいます。
Pearmaiに「友達以上の気持ちを持っていないし、これからもない」と告げました。
現実には起こらなかった大きな出来事が過去で発生です。
「あなたの気持ちは知っていた。あなたから言ってくれるのを待っていた」
そうPearmaiは答えました。
”Pisaengが自分を選ぶなら、彼に愛されていなくても構わない”という思いで彼女はPisaengをこのあと十数年見つめ続けていたことになるんですね。
Pisaengに好きな人ができた
Pisaengの心はKawi が過去に旅をしてきたあの時から揺さぶられ続け。
このままいけば10年後Pearmaiの結婚式当日に自分に告白するPisaengの姿を見ているKawiは、彼の気持ちが自分に向いてしまう可能性を知っている状態です。
でももうPisaengは確信していますね。
Pearmaiから「好きな人がいるのね」と聞かれて認めています。
それはKawiですよね?
Pearmaiを好きになることは「これからもない」と柔らかくも断言したPisaeng
彼の優しく閉ざした心が傷つきませんように🥺
EP5 自分が好きなことを自分が諦めたりしないで
幸せとは自分の好きなことを否定しないこと
自分が好きなことは、それが好きな自分自身を形作っている大きな要素。
自分が好きなことを否定されることはすごく怖い事でもある。
でも否定してくる人は、人を自分の価値基準で判断する利己的な人で、誰かの好きを尊重できない人。
その一方で、背中合わせのように存在するのが、自分の好きなことを否定しないどころか共鳴し応援てくれる人たち。
幸せとは、自分の好きなこと、心が踊ることに身を置くこと。
叶う叶わないに関わらず、好きなことや心惹かれるものを自分自身が否定せずに歩み寄ってみることだと教えてくれる。
しっかりと声に出せる勇気がある人ならなおさらチャンスが訪れる、それが人生をやり直しているkawiの身に起こっていることでした。
自分の感情に戸惑い続けてきたPisaengの答え
Kawiに好きだと伝えたPisaeng。
これまで男性であるKawi のことが好きな自分自身に悩み、その事実とともに恐れと迷いを抱いていました。
PisaengのKawiへの印象はどうやら大学入学面談の時に遡るようです。
Kawiが曲作りが好きだと先輩に告げるも、緊張のあまり上手く歌えずNotにヤジを飛ばされて自信を失っています。当時そんなKawiに高校生のPisaengが声をかけています。
Kawiが学生会代表の選考会で特技を聞かれ、咄嗟にPisaengaからアドバイスをもらった自作曲を歌ったたkawiに拍手が起こりました。
Kawiの好きなことを受け止め賞賛してくれる人たちに出会えた。それはバンドから声がかかることでさらに強化されることに。
心を開いたKawiが気づいた生身の人間Pisaengの心
この10年、KawiにとってPisaengは、大好きなPearmaiをかっさらっていった憎い男でした。
彼が自分に告白する未来に驚嘆し、そうならないよう食い止めようとしたKawiは、全く誤っていたと気づきました。
好きな気持ちは変えられない。しかも、相手に伝えない愛はどれほどの深い後悔になるのかを自分が一番知っていたのにと。
”伝えてくれてありがとう。ただ君の気持ちは受け取れないと知っているだろ。でも友達にはなれる”
Kawiは正直に伝えてくれたPisaengに、自分も正直な気持ちを伝えました。
Kawiの人生は以前とはまるで違い始めた
PearmaiはKawiと一緒に家までの帰路を歩いたり、なんと頬にキスまで!
そして、学生会で歌ったKawiを見ていたというバンドマンからシンガーとしてのスカウトが!
スタジオで初めて歌うことに緊張するKawiをにこやかに応援していたのはPisaengでした。
動画クリックでKawi の歌のシーンです
Kawiが自分自身を解き放っていくステップは、彼の魅力も彼の自信も幸せも広がっていくステップ。
同時に、Pisaengにも自分を隠さなくてもいい友達ができました。
Kristもすごく可愛いけれど、Gawinさんの魅力が半端ない
様々な感情を抱え込んでいた彼の苦しさも、迷いの中で人知れず殻にこもりかけていた孤独な思いから解き放たれた笑顔も素敵でした🥰
EP6 誰かの好意を受け取って心も柔らかに
お父さんの病気の治療が、3日後にはもう間に合わないと知っているKawi。
そのやるせない悩みをふと吐露したKawiに、Pearのお父さんが心臓外科医であることをPisaengは教えました。
自分が話す前に、PisaengがPearに相談していたことがわかってお怒りのKawiはPisaengに文句を言ってしまいます。
Pisaengからの純粋な好意を、自分のプライドと彼へのもどかしい感情から拒絶してしまったその傲慢さをMaxに気づかされたKawiは素直に非を詫びました。
でも、酔った勢いだったからコトンと寝落ち😀
お世話されて、寝かされて。
そして一番の疑問をPisaengに。”僕の一体何が好きなのか”
理由:”可愛いからだろうが”
❣️Kawiからのキス。
ロマンスのテンションに、Pisaengの心をそっと燃やしておきながら、またもや寝落ち。
罪なKawi。
翌朝、キスのことを思い出して狼狽えるKawiに、今はお父さんのことに集中しろとそっとフォローしてくれました。
友達としてKawiと向き合おうとしていたPisaengの心を揺らせてしまったKawiでした。
EP7 タイムリープがくれたチャンスの答え
自分の人生の「2大後悔」が、自分自身の不甲斐なさと満たされなさの原因だと信じていたKawi。
- あの時お父さんの治療ができれば亡くさずに済んだかもしれない
- Pearに告白できていれば自分が彼女と結婚できたかもしれない
これが成せれば、後悔のない10年後を迎えられるはずと。
当初の目的が達成できた、結果は!?
彼女を幸せにすることはできなかった……
あれからKawiはバンドとともに歌手として成功し、Pearとは恋人同士になっていた。
でも、大学時代から9年後、現在から1年前にPearはKawiと別れ、なんとあのクズ男Notと結婚式を……。
バンド解散から2年前にソロ歌手として活動し始めていたKawiが、仕事を理由に結婚を決めないことにPearは限界を感じていました。
Pearを好きだといいつつ、別れを決断されて狼狽えたときには遅かりし。彼女の事情をちゃんと理解できていなかったことと自分の事情を優先していた結果でした。
お父さんは10年後には他界していました。
心から求めている、本当にぴったりの相手は誰なのか
Ep7まで見てきた私のKawiの印象は
頑固で甘えん坊、彼の正義も目標もある。ただ、誰かのサポートがなければバランスが取れない寂しがり屋さん
心を許せる相手に見せる表裏のない純粋な甘えっぷりが破壊的
Pearとの別れた時期を同じくして姿を消したというPisaengの行方が気になるKawi。
大学時代から8年後、”現在”から2年前ソロ歌手として活動を始めたばかりの頃にもまだKawi を好きだと言っていたPisaeng。
別れから1年間、苦しさからアルコール依存症気味になっていたというKawiの心の安定が揺らいだのは、もしかするとPearではなく、常にKawiの人生にいたPisaengがいなくなったからではないのかなんて推測すらしてしまいます。
Pisaengに会って感じたこと
おおもとの人生・自分が変えた過去を知っているKawi。
特に、Pearと幸せになれる未来はなかったと、現在に戻ってすぐに知ることとなったKawiは、同時にPisaengの愛が一途に自分を思い続けてくれる長い愛であることを知りました。
そして、彼の存在が自分にとってどれほどなのかも。
🎵君を愛することをやめられない
君はなぜ自分の心の声を聞かないのか
切実な歌詞を、あのクオリティーで聞いて何も感じないはずはないKawi。
あ〜、あのクリスタルオルゴールがなければ、絶対になかったPisaengとの人生。
過去の後悔をやり直しに戻って、この方法でしか出会えない”本当に手に入れたかった愛”に出会ったわけだ。
なんとも練られたプロットです。
EP8 本当に大事な人に幸せになってほしい、幸せになりたい
EP7のあのキスの後に待っていたPisaengの悲しさと苦しさに、みている私も胸が潰れました。
10年間ずっとKawiを思い続けていたPisaeng。
Kawiのキャリアの妨げになってはいけないと世間からの誤解を招かぬよう注意を払いながらも、Kawiの親友としてそばにいた。
けれど、Kawiの中にある自分に向けられる特別な”親友という名に覆われた何らかの感情”にいつも引き摺られてもきた。
「いつまでこれを続けるんだ」というPisaengの苦しさは、キスをしてくるけれどそこに意味を見出せないKawiとの関係の空虚さに、いつも奈落の底に落とされてきた彼の悲しさが詰まっていました。
もう無理だ、と彼の全身が泣いていました。
Kawiとはもう交わらない場所へと去る「決別」の瞬間でもありました😢
胸が……、痛いほどだった。Pisaeng……。
Gawinさん主演男優賞、ぐすっ
自分の心は何を求めているのか、何を恐れているのか
人生で失いたくないものは何か、ということを痛いほど知ったKawi。
自分が犯した過ちの中で、絶対に繰り返してはならないし、手放してはならないものがPisaengと彼の愛であったことがKawiの心も行動も変えていくことに。
彼への想いが恋愛感情・愛であると感じているのに、彼が同性であることがKawiの中でまだ確信しきれないものを残していました。
それを、Maxはシンプルな言葉で取り払ってくれました。「愛は愛」だと。
自力で運命を引き寄せた!? Pisaengの深い愛
お母さんとともに海外へと去ってしまうと思い、何とかPisaenを引き止めようとしたKawi。
この時にはもう、Pisaengに想いを伝えることを決めていました。
バッテリー切れで電話も繋がらなくなり、Pisaengを失ったと泣きながら帰路についたKawiの前にPisaengが現れます。
Kawi、ついに、何とか告白することができた……。
ついに、Kawiが自分の心の声を聞いて思いを伝えたねPisaeng😭
10年間の片思いはもう無いんだ。良かったヨォ。
次回は一緒にいられて幸せな二人が見られそう。
ただ、世の中はKawiのいた現代よりも数年も前。同性の恋人同士である二人が手を取り合って向かわなければならないことが起こってくるようです。
それにPisaeng!故障した車を前に、あのおじさまの力を借りなかったね ある意味自力で運命を引き寄せたようでした!
EP12最終話まで:毎日惚れ直して末永い幸福を💐
Pisanegとの人生が自分の幸せだと知ったKawiには、タイムリープはもう必要がなくなりました。
大学を卒業し、日々をPisaengとともに過ごし、Kawiは楽曲を作りはしてもミュージシャンになることは望んでいません。
人々の目に触れる有名人になってしまうことで、Pisaengとの関係は今のような穏やかで幸福な状態ではいられないことを一度経験して知っているから。
それほど、Pisaengと一緒の人生にこそKawiの幸せがあることがわかりました。
Pisaengがタイムリープ
Pisaengが罹患したインフルエンザが伝染していまったKawiの容体が悪化。
命の危険を前に、PisaengはKawiを助けたい思いがオルゴールを回させ、なんと大学時代の交際を始めた頃にタイムスリップしました。
初めてオルゴールを回したあの夜に。
リープを経験しているKawiにことの顛末を正直に語ったPisaeng。
自分と付き合わなければ、なんて思っていた愛深いPisaengの思いを知り、二人の信頼関係はさらに深まりました。
Pearの幸せに喜びを隠せないKawi
愛されていないPisaengと結婚を決めていた最初の人生。
自分はPearを幸せにしてあげられないことを知ることとなった前回。
そして三度目にしてKawiがPisaengとの人生を大学時代に選び取ったことで、Pearの人生にも影響がありました。それは決して悪いことではなく、彼女自身が自分のことを大切にする選択に。
末永い人生をともに
タイムリープのたびに繰り返し、自分の心が何を求めているのかを見つめろと自分自身に言われ続けてきたKawi。
目の前にいた自分を最も愛してくれる最愛の人の手をなぜ取らないのかと。
こうしてPisaengとともにいられるだけで幸せなKawi。
甘すぎる言葉をかけてくるPisaengに呆れながらも、彼の心が嬉しい毎日。
末永い幸せを願います。
まとめ
「Be My Favorite」は、誠実なキャラクターたちによる真摯であたたかなストーリーラインが魅力のドラマでした。
誤解とすれ違いで感情がジェットコースターになるタイプの物語ではないのが今どきという印象を受けました。
穏やかで心休まる相手との信頼関係で成り立ったカップルが魅力を発する時代になってきたとも言えますよね。とはいえ、そういう相手をどの時代も求めていたのですが。
理想のカップル誕生しました。
YouTubeで今すぐ見られます。ぜひ!
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コメント一覧 (1件)
BeMyFavoriteホントに大好き。すぐにまた見返してしまうほど心には温かい感情と幸せな気持ちが広がります。後悔しない人生送ろうと思ったら、今目の前にある事に誠実に取り組み自分を大切にすることだという根本的な軸があり、現在を大後悔している30歳の主人公が不思議なオルゴールを手に大学時代にタイムリープすることからドラマが始まります。Krist君演じるKawiがタイムリープの過程で「自分にとって一番大切なもの」に気づくまでの成長していく様は、Krist君の変幻自在な演技で釘付けになりました。そして、Gawin君演じるPisaengはずっと揺るがない愛情でKawiの幸せを願い支えていくのですが、Gawin君の幸せそうなのに切ない儚い表情に涙が止まりませんでした。彼らを取り巻く優しい友人たちや家族の描き方もわかりやすくて物語に深みを持たせています。想いが通じ合ったあとの二人のやり取りは私の理想形w。何となく癒されたい時、自分の心が弱った時に優しく包んでくれる最高のドラマです。