もくじ
ここからは、「NOT ME」を放送時に視聴したあとに書き記した、複数話まとめてのあらすじ感想をまとめたページとなっています。
ネタバレを望まれない方はご注意ください。
各話ネタバレあらすじ・感想
EP1-2 双子の兄弟の無念を晴らすために決めた覚悟
BlackとWhiteは、双子だからなのか、相手の命に係わる出来事が起こると片方にも異変が起こる不思議なつながりを持っていることを子どもの頃知りました。
両親の離婚以来十数年ぶりにタイに戻ってきたWhiteがBlackの異変に気付き駆け付けた時にはすでにBlackは意識不明の重体でした。
暴行の痕があまりに酷く、凄惨な目にあったことは一目瞭然なのに犯人は不明のまま。
WhiteはBlackになり切ることで彼の交友関係や関係者に探りを入れながら、犯人探しをする覚悟を決めました。
怪しい活動をしていたBlackを知る
Whiteは有名な実業家タウィの別荘を焼き払う計画をBlackが立てていたことを、実行日になって知りました。
やりたくなくてもBlackではないとまだ知られるわけにはいかず、かといって実行には反対。
彼らがなぜこんなことをするのかわからないWhite。
しかも、それがなぜタウィの別荘であったのかを今後知っていくんですね。
Blackへの何らかの思いがあるSean
虚勢をはりがちなSean。ものの言い方もぶっきらぼうで直情的。
けれど、常にBlackを気づかい、別荘での活動の後にやめると言ったWhiteに、密かに涙を流していたのもSean。
予告編にあるように、Tawiに絡んでお父さんが亡くなっていることを踏まえると、Seanの無念の思いをBlackが別の形で晴らすか昇華させる助けとなっていた可能性が高い。
計画・行動力に対してリスペクトや絆を感じていただけではなく違う感情があるのかもしれない。それは次回以降となりそうです。
関係者の顔ぶれを確認し状況を理解できたEP1-2
BlackとWhiteの関係性と、WhiteがBlackになりすまそうと決意し行動を始めるまでを駆け足に描いたEP1だけではまだ状況説明が足りなかった部分を、EP2で具体的に形を浮き上がらせてきた、そんな印象。
もうこの地点でGunちゃんの演技の良さは目を瞠るものがありつつ、Offのどこか哀し気な表情が本作の切なくもどかしい関係性を物語っているようでたまりませんでした。
DonとYokも、期待していた以上に好きなCPとなりそうで今からワクワク。
こういう切なく悲しくえぐってくるタイプのロマンスの深みをくれる俳優さんがたの作品大好物なんですよ。
EP3-4 格差と不平等 誰かのものを奪う存在と知る
海外、しかも、父が外交官という特権層として育ってきたWhite。
努力は実り、正しく生きていくことで幸せが手に入ると信じてきたWhiteが、Blackとして活動したことにより、そうではない、ということに気づきます。
特権階級や富裕層がより優遇され富を享受し、そこには不正と不平等が歴然と存在することを。
Blackが向き合っていたのは、そういった階級の者たちから得られるものを期待し、弱者から搾取して彼らをさらに富ませる者。
その代表格が実業家タウィでした。
自分は誰かのものを奪う存在だと知ったWhite
外務省への試験面接で、自分が父の息子であるという理由でほとんど試験らしいことをされなかったWhite。
実力や仕事に対する姿勢など、White自身を評価されることなく採用がほぼ決定していたことに気づきます。
自分よりこの仕事に対して適性が高い人がいたとしても、その人は選ばれない。
Whiteは自分が誰かのものを奪う存在なのだと知りました。
法学部で学ぶBlackが、本当の意味で法が全ての人を平等に守ることを目指していたならば。
Whiteの中で、少しずつBlackの思いのようなものを見つけ出す作業が始まりました。
Blackの元カノは暴行犯への糸口なのか
Blackのスマホに、親しそうな女の子の動画を見つけたWhiteは、友人Gramからそれが元カノEugineだと教えられます。
探りを入れるつもりで会えば、会いたかった恋しいとべったりと甘えてくる。
美しく綺麗で体の関係に対しても奔放なEugine。
Eugineの言葉からは、Blackが一方的に別れを告げたらしい様子が伝わってきます。
けれど、自分と会っていることを誰かに報告していました。
酔わせて寝かせて、翌朝Eugineの後を着けて、彼女がGramと会うところを目撃します。
Blackの最も近くにいた二人、EugineとGram。
Whiteの中で、疑わしい者、そうでないものの仕分けが進んでいます。
Tod(Sing)は突き抜けた超富裕層だった
WhiteとBlackの幼なじみTod。
何かにつけて協力し、小さな調べ物も卒なくこなしてくれるTodは、お父さんを亡くしたのちに莫大な遺産を継いだ超富裕層でした。
事業を継いでいるのかは不明ながら、彼の住まうビルを含めた不動産からの収入だけでも十分というクラス……。
高官を父に持ち、裁判官を母に持つWhiteとBlackは、こうした特権階級の子弟との輪の中で守られて育ってきていたわけです。
Seanとの出会いや彼を知っていくことによって価値観ががらりと変わっていくWhiteを、若くして富がどういうことで巡り成り立ち守られているのかを知るTodが、それを知ったうえで後押ししてくれるならば強い味方となりそうです。
Todが敵だとヤバいって思ったけれど、Blackが襲われたことを教えて協力までしてくれてるんだから大丈夫だよね?
EP5-7 怒りと正義 若さゆえの暴走と純粋な思い
EP5から一気にEP7まで。
Seanの襲撃プランを採用することとなったメンバー。
ただそのプランは決行ぎりぎりまで明かされず、いざ分かってみるとそれは、不特定多数の一般人を巻き込むことになるものでした。
Tawiというターゲットの不正を糾弾するどころか、正義を為したいメンバーがただの悪者となりTawiを被害者にしかねない悪策。
Whiteが現場で咄嗟にSeanのプランを遂行させなかったことでSeanは大憤慨。
けれど、そのおかげで大ごとになることを防げただけでなく、結果的に別の形でのムーブメントの引き金となりました。
強い恨みと不信に苦しんでいたSean
Seanのプラン、それは、Tawiの工場に忍び込み、瓶詰飲料のタンクに強い苦みの素を混入させると言うものでした。
Tawiのせいでお父さんは犯罪者とされ射殺されたことを恨んでいて、今でもうなされるほどの苦しみを抱えていました。
恨みと悔しさに苦しんでいたSeanに道を与えたのは、Tawiの不正を暴き正そうとするBlackたちの活動でした。
苦しみを義憤に変えることで、生きる目的を見つけたSean。
ただ、彼の強い恨みは義憤ではなく、復讐への怒りに満ちたものになっていたことにWhiteに気づかされたのでした。
Blackをはめたのは友人?恋人?
容体は安定したものの、意識は未だ戻らないBlack。
Whiteは、恋人だったというEugineと親友Promが親し気にしていることから、彼らがBlackをはめたのかと疑いました。
けれど、彼らはシロ。
EugineはBlackに距離を置かれてからも彼を思い続けており、Pramもまた、Blackに対して特別な思いを持っている可能性も出てきました。
勇敢で強く聡明なBlackは、みんなから慕われていたようでした。
UNARとYok もっと見せて欲しいCP!!!
EP7に来てようやくUNARとYokのエピソードが動いた!!!!
なんと、UNARは現職警官!
Gawinのルックスと相まって、カッコよすぎて画面の前でぶっ倒れましたやん!!
巷を騒がす反骨アーティストUNARと現役美術科のYok。
活動中のUNARを見つけるほど熱烈に追い、自分の絵に描きこんだ思いを読み取り、絵を認めてくれたYokの思いを知ってUNARは嬉しそうでした。
初対面の時からUNARに完全に一目惚れしていたYok。
以前Tawiの別荘で火の中から彼を救ったYokを、UNARは次の絵に描きこんでいました。それに気づいていたYok。
今度は自分にあなたの肖像画を描かせろと言います。そのYokは、基本裸体画メイン。なんとヌードモデルをさせるみたいですえええ?!
UNARとYokの関係性がドツボなもんで、UNARYok?DanYok?いや、YokDun?このふたりを来週から楽しみに生きていきます😭
EP8 心に触れる
EP8は、SeanWhite、DanとYok、どちらにとっても、長く抱えていた心の重荷を誰かに告げることで互いの心に触れることとなりました。
特にSeanは、自分のことを結果的に受け止めてくれているWhiteに、なぜTawiに対する強い憤りがあるのか理由を語りました。
Seanのお父さんは麻薬の運び屋として射殺されています。真面目だったお父さんが進んで運んでいたとは考えづらく、そもそも、運ばせた大もとの存在が責任すら取っていない。
その状況にSeanは苦しみ続けていました。
Seanが根からの悪人でないと信頼し優しく受け止めるWhiteに、Seanの心は溶かされていった夜でした。
Dunの心の中には何か悲しい後悔が眠る
卒業に向けた課題の最後のモデルになってほしいとUNARことDunに衣服を脱いでポーズを取ってもらったYok。
警官になったのは夢があったからというDunに、警官となった今、その夢は今も輝いているかとYokは問います。
裸のままで、心の弱い部分に触れられたDun。
過去にDun自身が取り返しのつかない”罪”を犯し、それを償うために頑張ったがうまくできたとは思ていないと涙を流しました。
「あなたは素晴らしい」と抱きしめるYok。
心の重荷を少しだけ受け取ってくれる相手がいる心強さにグッとくるシーンでした。
Seanの心はもう動き出していた
大学の講演に来たTawiと1対1で話すことができたSean。
けれど、彼は違法な薬物を扱っていることを認めるどころか、Seanの父が犯罪者であることを受け入れたほうがいいこと、これ以上突っかかれば学生と言えども訴えられかねないともSeanに告げて去りました。
埒が明かないとわかっていたSeanは、証拠を押さえるためにTawiの倉庫を張ることに。
Whiteを連れ、見晴らしのいい廃屋ビルの屋上から。
そこでSeanはWhiteに口づけました。
ためらいもあったWhite。けれどキスを受け入れ抱きしめ合ったWhiteは、Seanと気持ちが一致したことを行動で伝えたことになりました。
EP9-10 生きる覚悟をくれた人 でもそれは……😭
EP9とEP10は、全体を4つくらいに分けるとしたら、それぞれ第2章の終わりと第3章の始まりという印象を受ける回でした。
EP9を先週見ておくんだった!!という神回への後悔へと共に、EP10との感想をまとめて書く暴挙に小さくうなっている始末です。
SeanとWhite深い愛への始まり
それほどまでに互いを思い合うようになっていた。
それを確認するような廃墟での一夜。
触れて、求めて、言葉を交わして。知ることができる限り、今知れる分だけ互いを知りたい。
*少し熱く触れ合うシーンゆえに、埋め込み動画内では再生できませんのでぜひYtb内で
OffGun!!!😭
そう叫びたい気持ちを抑えて、SeanとWhiteの心にひたすら寄り添うような映像に見入りました。
自分がBlackだと偽っている事実を明かそうとするけれどできないWhite。
心が通じ合い、触れ合って、これ以上大切な人はいないと気づいたSeanが、いつ死んでもいいという生き方をいつの間にか変えていた。
一緒に生きたい人ができた。
喜びと幸せ。
愛がどれほどSeanの心を満たしたのかがわかります。Off……! Gunちゃん……!
DunとYok 魂のパートナー
Dunという、孤独な一人の男を見つけたYok。彼を、そっとその繭の中から連れ出すことができたのはきっと未来永劫Yokだけだったでしょう。
絵の中に、Dunの心を見ることができたYokだけができたこと。
あなたのことが知りたい。あなたの心に寄り添いたい。そう感じているYokの心をDunは感じることができた😭
彼の心にあった大きな後悔。それを、共に、何かの形で少しでも軽くできるなら。
Yokの活動の危険さを心配しているDunが、Yokの助けになること、同時にYokの活動の内容を支持しようとしたことにそれが見える気がしました。
Dunの後悔、それはSean父のこと……
まだEP10ではSeanとDunは互いがお父さんの死に関係していることを知りません。
Dunは警官として検問を担当していた時、トラックを置いて逃げた運転手と同乗者が逃げるとき、片方が発砲したことで自分も発砲。
撃たれたのがSeanの父だったようです。ただ、倒れた人は武装していなかったことで、無抵抗の被疑者の命を奪ってしまったという事実が残りました。
不幸な状況下での正当防衛だったとはいえ、それを償う機会を失ったままずっと後悔してきたDun。
その裏で、積み荷の責任があらぬ形で亡くなった人の罪へと塗り固められ終わりにされていた。
それらすべてが、Dunの心の中に残った澱のような苦しさとなっていました。
Blackが目覚めた 状況は軌道を変え動き始めた
社会への強い怒りに突き動かされ、そして、自分をこんな目に遭わせた者たちの卑怯さに、煮えくり返った腸が収まりきらない。
そんな思いの中で目覚めたBlackが、病院から突如姿を消しました。
部屋で鉢合わせたWhiteは、Blackのふりをして元凶を突き止めようとしたことをBlackから責められ、彼の人生からいわば追い出される形となりました。
自分のいる場所がどれほど危険かを知るBlackが、甘く優しいWhiteを少しでも早く安全地帯へと押しやりたい気持ちと、どれほどの覚悟を持って活動していたかを、Whiteには分かるはずはないと思っていたことでしょう。
次に会った時はWhiteではなかったSeanの地獄
泣きました。
泣いて泣きました。Offの演じるSeanが、Blackに拒絶され、殴られて、なぜこうなのかをにわかには理解できずに殴られ続け、やがて絶望する姿に。
Offの表情がすごい。
それと同時に、Whiteじゃない、BlackのGunちゃんに、鳥肌が立ちました。
なんなの、OffGun。天才😭 そして二人の見せるケミは何かを超えている!
辛くなかったらぜひ見て下さい🙇♀️
このシーンは、現場でSeanがBlackに殴られ怪我をしていくメイクを段階ずつ施しながら撮影されたそうです。
その間、OffはBlackから突き放されていくことを認識していく感情の変遷を演技で表現。その間の張り詰めた感情を維持し続けたそうです。
素晴らしいシーンでした。
そうだったか、敵は身近に……
若くして莫大な富を手にするTod。
親から受け継いだ物以上に、彼の経済基盤を盤石にしているものが当然ながら他に会ったと言うこと……。
Blackは、自分を襲ったのはTodだとWhiteに言い放ちました。
次回Ep11、BlackはWhiteのふりをしてTodに会うようです。Todの背後にいる人物、あるいは状況や思惑が、ここから見えてくるのかもしれませんね
Whiteだとお母さんは一瞬で見抜いた、でも……
BlackのふりをしてWhiteは数年ぶりにお母さんに会いました。ですが、会った瞬間にWhiteだと見抜かれていました。
判事でありながら、どうせ一つを裁いても次が生まれてくるだけの不毛な不正の海で、敵を作らずに生きていくことが無難であると語った母を、しなやかに鋭く退けたWhite。
BlackとWhiteの信念と生き様が周りを動かすのかどうか、それも見ていきたいと思います。
EP11 Seanの混乱 真相と直面する前夜
アジトを銃を持った男たちに襲撃されたDun、Yok、Sean、Gumpa
怪我を負い、動けなくなったSeanを救いに来たのはWhiteでした。
EP11、ついにGanちゃんのWhiteとBlackという二役演じ分けの神髄を見る回がやってきました。
WhiteとBlack 別人ではないかと勘づくSean
Blackに痛めつけられ、訳も分からず捨てられたSeanは特に、何者かから銃撃を受けた最中に助けにやってきたWhiteの態度に混乱します。
同一人物だと思っているSeanには理解不能ですよね。
命をかけてSeanを助けに現れ、Seanを抱えてバイクにのり、ふたりが結ばれた廃屋ビルのテントに避難。
そこで、手当てをし、寄り添い、そして眠るSeanに口づける。
本当のことをまだ言えないWhite。
それでも、今Seanのそばにいるのは自分だと語ります。
だからこそ、Seanが翌日Blackと接した時に、自分の知っているBlackではないという確信を与えました。
本物のBlackと接すれば接するほど、ふたりの差異に確信が持てたんですよね。
Danの罪悪感、あの事件の当事者への思いが明らかに
正当防衛だったとはいえ、正しい方法で終えられていない一連の死亡事件。
事件をもみ消させた者、それを受け入れた警察。Danの中に滞り続ける罪の思いが権力を批判するストリートアートという形へと彼を押していました。
父親を失ったSeanの思いを知るDanにとって、それは消えない罪の意識。Tawiへの怒りを募らせるSeanの手助けをしたいという思いにもつながりました。
それを知らされたYokは、Seanに真実を話して詫びたいというDunの思いを一旦思いとどまらせます。
Seanのためにも、今はその時ではまだないと。
ですが、Danはそれを黙りつづけることはできなさそうです。
EP12-14Final 愛する人、守りたいもの そして結末
作業中です🙇♀️
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❤️ドラマへの熱い思いを良ければここで✨