2023.5.24より各種VODサービスにて日本配信開始▶︎視聴方法へ
ソン・スンヒョン(FTIsland)主演、異性愛成人向けコミックの漫画家と 先生の長年のファンで万能なアシスタントとのロマコメ。
ドラマの邦題としては、記事で見られた「ああ、僕のアシさま」又は翻訳版コミックのタイトル「ああっ、アシさまっ」等、候補あれど未定のようです。
コメディのムードの中、ドラマではこの2ポイントが主に描かれていました:
- 先生に一途でありながら自分に自信のない高スペックアシスタントの思い
- 自覚していたセクシャルアイデンティティーが揺らぎ戸惑う先生の心情
「Oh My Assistant」は、主人公のハピエンを求めて視聴したい方にはおススメのドラマ。
ただし、habbit的にはドラマが視聴者に届けたかったであろうメインストリームが響きませんでした。
それはなぜかと聞かれたら(聞かれなくても言うよ)
成就しなかったもう一人の親友のバカでか愛を応援したくなったから!
今回の感想記事では、個人的な好みもあり、終始ネタバレしている点ご注意ください。
もくじ
作品情報
2022年 韓国
KidariStudio/E-MOTION
全8話x約20分
再編集映画版あり
原作は人気大人向け漫画
「ああっ、アシさまっ」 MILA、AngryMonster
は、のべ230万回Viewという人気漫画。原作漫画が読めるサービスを探したところ、ここにありました↓
めちゃコミック
ああっ、アシさまっ(MILA,AngryMonster)
「ああっ、アシさまっ」は、めちゃコミックで配信中!気になる漫画が見つかったら、まずは無料試し読み。話題作・名作はもちろん、先行配信やオリジナル漫画まで充実の品揃…
ただ、ドラマ版は成人向けシーンなどはありません。
演出・脚本
演出:チュ・ソンミン
脚本:ソン・ユギョム
キャスト
冒頭あらすじ&予告編
成人向け漫画家のソンホは、アシスタントを雇わなければ仕事をこなせなくなっていた。
応募者の中で最適な人材だったのは、アシスタントをしなくてもやっていけそうな実力のムミョン。
彼はルックスも良く、料理もできる高スペックアシスタント。
けれど、ソンホは、彼に性的な魅力を感じていることに気づき戸惑うのだった。
予告編
シャツを汚し、思わずばばっとムミョンのシャツの胸元を開いてしまい、途端に体が反応してしまったソンホ。
彼のセクシャルアイデンティティーへの戸惑いがスタート。
ただ、ムミョンがアシスタントとして応募してきたことには深い理由がありました。
それは、ムミョンにとってソンホは、長年の憧れであり片思いの相手だったことでした。
Oh!My Assistant の見どころ
長年の片思いが実るハピエン
コメディの空気感でスタートする本作ですが、ストーリーの運びも展開も、取り急ぎ説明しながら進めていく印象でした。
それもこれも、ふたりをハッピーエンドにさせるために必要な通過点を何とか詰め込むスタイル。
ムミョンにとって、一番好きで、ずっと大好きだった人と心を通わせることができたハッピーエンディングとなっています。
ソンホの担当編集者ミヨンさんのキャラが濃くて良い
ムミョンが、なぜだか、完全にソンホの恋人だと勘違いする編集者ミヨンさんはめちゃめちゃキャラが立った女性。
ソンホのために、白昼堂々カフェでラブグッズのサンプルを見せたり、時にはソンホに付けさせたり、はたまた、エッチのアイディアを声高に繰り広げたり😆
恋愛に例外なし、というスタンスが潔い彼女のキャラクターが本当に可愛かったです~
Oh!My Assistantは
成人漫画家x高スペックアシスタントのすれ違いロマコメ
長年の恋が実る時、無自覚だった心に気づくとき
ハマリ度は
2
コメディっぽいんだけどカラッと笑う感じじゃなく、途端にシリアスかと思いきや急に端折る感覚に。
そのせいか主人公CPの印象が少しぼやけていて、その分ミヨンさんやジュンソクのキャラクターが濃く出ている対比状態に。
それでも、ムミョンの一途さと、ムミョンを支え続けたジュンソクの純情が後半急激に盛り上がってきました。
私の期待と少し違っていた部分に物足りなさを感じてしまっての個人的な感想となりましたが、
物語はハピエンです。
まごうことなきハピエンなので、主人公CPの恋を安心して応援して見て下さい。
視聴方法の後、ドラマのメインストリームから外れた個人的な感想&中辛口をつぶやきますので、不要な方はご注意ください
視聴方法(2023.5.11現在)
2023.5.24より日本配信開始
2022年末の本国&国際ファン向け配信から遅れて半年、5/24より日本での配信が開始。
ユネクのみ5/30より
国際ファン向けの配信はこちら
- GagaOOLala(タイなど)
- Viki(米などそのほかの国向け)
どちらも要VPNです。
感想
ジュンソク😢
ジュンソクは高校時代、ムミョンが性的指向を理由に絡まれていたところを助けて以来大親友となったエリート。
今は婚約者もいるジュンソクだけど、友だちのいないムミョンを常に気遣い、婚約者よりも優先する特別待遇。
当然婚約者はお怒りです。
”先生には(ミヨンさんという)恋人がいるのに、ついつい心が揺れて自分は諦められない” なんていうムミョンのために、先生の前でキスをするという大胆作戦にもジュンソクは出るんです。
これで先生が嫉妬すれば何かが動くし、動かなくてもムミョンの何かにケリがつくかもしれない…。
でもこの時、ジュンソクは気づきました、キス以上のことをムミョンとできると。
それは婚約者にも抱かない思いだと。
あまりにも遅かりし、だが、初めから可能性は薄し
ここが切ない。
ムミョンがソンホを好きだとずっと知っていて応援もしていたジュンソク。
今ムミョンを愛していると確信しても、ムミョンの心はずーーっとソンホに向かっていた。
「もし先生と別れたら俺のところに来い。最善を尽くすから」
切なすぎるんよ…。
で、このドラマでのジュンソクの役割って?
当て馬なの? え? 当て馬キャラだったの?? あまりにも扱いが雑じゃない?
ちょっと納得いかないですねぇ~。
また、ムミョンは”恋人がいる”先生から距離を置くために、ジュンソクを恋人だとソンホに告げています。
ムミョンに恋人がいると聞いても「恋人と別れて僕と付き合うのはダメか?」なんて聞くソンホのおねだりに、ムミョンは次第にうれしくて舞い上がっていきます。
どれくらいソンホが自分のことが好きなのかを確認していくわけで。
でも、これってどうなの…。
本当にムミョンに恋人がいるならそういう事言っちゃうのはどうなの?
ハピエンに持って行くために尺が足りないのはまあわかる、急いで気持ちを確認しないとね。なら、前半の使い方なんとかならんかったんか…。やっぱり雑な感じが否めない。
性的指向を軽視しているように感じてしまうのはなぜ?
ソンホがバイセクシャルだと気づいたのはムミョンに性的関心が向いたから。
物語の前半はソンホが男性であるムミョンのことが好きだと気づいた自分に戸惑うシーンが続きます。
そしてジュンソクは、長年の親友ムミョンと感情の伴わない状況でのキスをして、自分の思いが愛だと気づいた。
ドラマや物語は、作った人が神なので、「そういうもの」であり「彼らはそうだった」といえます。
でも、このドラマを視聴していると何かが欠けているように感じてしまうんです。
性的指向は”ただのネタ”ではなく、キャラクターのアイデンティティーのひとつ。
そこが軽視されているように感じたのは、私の思い込みでしょうか。
「チキンの味は甘いのも辛いのも好き、犬猫どっちも好き、俺はずっとそんな感じだった」と、性的指向と同列に扱っていたソンホ。
それと同列なのか…?
まとめ
ハマりきれなかった部分を最後語ってしまう感想になりました。
私がハマりたいポイントとズレていたというだけで、長年の初恋が成就する幸せなハピエンドラマですのでぜひ好きな方にはみていただきたい!
個人的な感想ですので、どうかご了承ください。
❤️ドラマへの熱い思いを良ければここで✨