「AiLongNhai The Series」がFODで9/26〜配信

EP1感想追記:『180degree Longitude Passes Through Us』亡き父が愛した人を今僕も愛した、家族の愛と未来の物語

注意喚起

Amazonなどで、アジアBLドラマの非正規のDVD・Blu-rayが販売されています
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タイトルを直訳すると「経度180度線が私たちを通り過ぎる」。

8/14よりスタートしたMiti Art制作の本作は、父親くらいの年の差の男性と青年のロマンスを描く物語だと情報が出ていたのですが、何より目を引いたのは続々と公開されたアートイメージ

洗練された、個性的なポスターが伝えてくるのは、登場人物たちの思いの襞(ひだ)をつまびらかにしつつも、今を生きようと逡巡する思いが垣間見えるような、強いキャラクターイメージでした。

モノトーンバージョン @Mitiart Media

主演CPは元Nadao BankokのPond君と、主演をバリバリとこなしてこられた1988年生まれのNikeさん。

予告編や公式から出されているキャラクター紹介の内容などと共に、作品情報をまとめていきますね。

もくじ

視聴方法(2022.8.15現在の情報より)

配信媒体・スケジュール

8/14~毎週日曜深夜

  • タイ国内向け:One31&TrueID 25:15~
  • 国際ファン向:GagaOOLaLa 26:15~ 字幕あり 要VPN 台湾・米など

日本はGagaOOLaLa*¹の配信対象国になっていませんので、VPNで台湾・アメリカなどから。

(*¹ GagaOOLaLaは、LGBTQ+の主人公たちの物語を配信する月額制(¥850/月)VODサービス→公式サイト)

VPNについてはこちらの記事で詳しくお話しています。

作品情報

@Mitiartmedia

2022年 タイ Mitiart Media 
全8話予定

演出・脚本:Punnasak Sukee

本作を演出されたPunnasak Sukee監督は、タイ国内だけではなく、長くアメリカで舞台芸術に携わられ、高い評価を得てきたすごい肩書を持つ演出家。

クラッシックからミュージカルまで多岐にわたる作品を演出され、タイでの演劇史記念的一大プロジェクトの脚本・演出もされたそうです。

キャスト&キャラクター

Pond Ponlawit Ketprapakorn:Wang役

Pond君BD:1999年3月25日

@Mitiart Media

Wang

社会が強要する縛りから解き放たれる日を待ち望む10代のWang。自分の歩む道は自ら選び取る権利があると信じている。歳の差があると言う理由からInthawutへの愛に複雑な思いを抱き彼との関係に一線を引くが、やがてそのラインは誰かが勝手に設定したものだと気づく。世代間の隔たりは縮まることがないのだ。

画像より意訳

愛するということを知り、その愛を手放さないと決意する若いWangを演じるのは、元Nadao Bankok所属のPond君。

私はMaxTul目当てに視聴した「バンコクラブストーリー:イノセンス」でPond君を見ていたと気づきました。

3組のエピソードが同時に進むドラマで、ある女の子から超絶に惚れられる青年役。シンガポールからタイに赴任してきて日本のガールズバーに通い詰める純情青年でした。(どんな役?ってなるね)

日本で見られます→Netflix「バンコクラブストーリー:イノセンス」

若さゆえの鋭敏さ、前進する勢いを持ちつつも、やがて決意・覚悟といった強い大人の表情を見せるWang役がとても楽しみです。

Nike Nitidon Pomsuwan:Inthawut役

NikeさんBD:1988年9月6日

@Mitiart Media

Inthawut

社会に背を向けた魅力的で温かい心を持つ建築家。過去を隠し、心に正直に生きたいという深い願いを、彼と出会うまで長い人生の中で包み隠してきた。その願いは、彼が音を上げるまで永遠に試されることとなった。

画像より意訳

建築家であり、元教授として教壇にも立っていたInthawut。

ゲイであることを、長い月日、自分自身の中で静かに心に留めてきた理由や後悔があるようです。

Wangとの出会いで何かが変わる、けれど、若すぎるWangの思いを受け止めることは難しいという葛藤に直面しそうです。

Nikeさんは、これまで出演作のほとんどで主演で演じてこられた中堅ベテラン俳優さん。魅力的な年上男性としてぴったりですよね~。

Mam Kathaleeya McIntosh:Sasiwimol役

@Mitiart Media

Sasiwimol

タイで最も成功した女性演出家でありシングルマザー。力強くモダンで、才能ある女性として新時代の憧れの象徴となった。だが満たされることのない孤独を隠している。演出家というキャラクターを演じ続けることで自信を保ち続けているが、自分自身の人生が思い通りにはできない。ましてや息子との関係すらも。

画像より意訳

Momさんは1972年生まれ、数々の作品に出演されてきたベテラン女優さん。

予告編から、このドラマの深みと肝はMomさんが握っているのだと感じさせられますね。

NadaoBankokも制作として参加されていたドラマ「Family In Trust」にも出演されています。

冒頭あらすじ

著名なドラマ演出家であるSasiwimolは、夫Siamとの離婚後シングルマザーとして育てた息子Wangと親友か姉弟のような関係を築いていた。

すでに事故でこの世を去っていた元夫の親友Inthawutに会いたいと言っていたWangの願いは、20歳の誕生日を迎える前日に不思議な偶然から叶えられた。

ロケ地の下見でタイ北部へと向かったふたりは、最初の現場への近道に挑み林に入り込んだWangによって車がスタックしてしまった。

徒歩で助けを呼びに向かったWangは、林を抜けた先にそびえる家の持ち主に出会う。

Wangの顔を見るなり言葉を失ったその主こそが、Inthawutだった。

予告編

今改めて紐解かれ明かされる過去と今の思い。

Wangの父が憧れの人だったというInthawutの心を垣間見たWangは、やがて自分がInを愛していると気づくのだが……。

恋愛の障壁の一つが歳の差ならば、それを埋める方法は永遠に見つからない――。

Wangの思い、母の孤独、Inの後悔が交差する物語のようです。

経度180度線とは、ドラマでの意味を考えてみる

経度180度は、イギリスなどを南北に通っている標準子午線があるちょうど地球の反対側。

太平洋などを南北=地球を縦に通っていて、日付変更の基準となっているライン。

Earth map with 180th meridian

日本からアメリカなどに東へ向かうと、その付近で1日戻り、アメリカ方面から日本に向けて西に向かえば1日進むことに。

そこには

  • 誰かが作った時間の概念から自分たちは逃れられない
  • 時間というものが生む差を自分たちは埋めようがない
  • 180度線を越えるとき、時に戻され時に失う時間の存在がある

そういったものが彼らの関係の中で生まれる葛藤を示唆しているのかもと想像してしまいます。

ドラマでは経度180度が一体どんな意味を持っているのか、考えながら見てみたいと思います。

EP1視聴して感じたドラマの魅力

細部まで用意された緻密なキャラクター設定

メインキャスト3人のうち、おふたりがベテラン俳優さんであることも大きいと思うのですが、キャラクターの今の言動を形作っている”過去”が人物像の中に見え隠れします。

セリフの端々に、彼らの性格や気性、相手との関係性を際立たせる工夫がされていて、かなり練り込まれた脚本であることが分かります。

のちに、前に語っていたセリフの意味が見えて改めて真意がわかったりと、話が進むにしたがって人物の厚みが増していくというタイプの脚本の気配がします。

また、画的な彼らの立ち位置、はっきりとした表情やしぐさ、動線からも人物のキャラクター像が浮き上がってくるよう。

これは舞台演出をされている監督ならではのドラマだと言える部分なのでしょうね。

運命の輪が回り始めた緊張感と期待感

  • 20歳の誕生日
  • 会いたいと思っていた人
  • 運命の導きとしか思えない偶然

起こる確率は限りなく低い出来事が起こった

偶然でしか起こりえない出来事を、「すごい偶然」として片付けられない気配に緊張感と期待感が湧きます。

まるで、WangとInの運命輪の歯車がカチリと噛み合ったような感覚のするEP1で、今後その歯車がどのような音を立てて回るのか、たのしみです。

OSTはPond君が歌うよ

「เส้นแบ่งเรา(The Line Devides Us)」Pond Ponlawit Ketprapakorn

限りなく音を削ぎ落し、懐かしさと恋しさが漂うような雰囲気。

くり返し劇中で流れそうですよね。きっと耳に残りますよこれ~

ここからはネタバレがあります
ご注意ください

あらすじ・感想

EP1 Wangの20歳の誕生日に巡ってきた運命の出会い

母と子の独特の関係性と彼らの性格をくっきりと

SasiwimolとWangは、どちらも頑固で似た者同士。

社会的地位も高い裕福なシングルマザーと自由な空気を愛する友人同士のような息子という関係の親子。

寄宿学校にいたというWangは、母と子の物理的な距離における希薄さを、互いの性格も含めて個々人という括りで見ていることが分かります。

一方で、母Sasiwimolは、息子に恋人のように甘えたり拗ねたりと、Wangを恋人か夫のような位置づけで捉えている節があります。

@Mitiartmedia

Wangの保護者というよりも、無意識に決定的な孤独を避けることができる依存の対象としているのかもしれません。

自由な関係を持つ男性を何人も経ていながら、特定の相手は持たなかったSasiwimol。

もし、元夫を愛し続けていたのなら、もし、息子に恋人ができたなら、もしその人が愛する人を再び奪う人だったなら……。

@mitiartmedia

ドラマが生まれるしかないですね

愛も自分の人生も諦めたInが巻かれる、若いWangの熱風

出会う前から会いたかった人In。

写真の中の父の隣で微笑む魅力的な人。

今も写真と変わらないInに出会い、年齢差から当然子ども扱いをする彼に反発心も湧き上がる。

Inは、車のスタックを助けてほしいと現れたWangを見て完全にフリーズしていました。

@mitiartmedia

それほど、Wangがお父さんSiamに似ていた=思い起こさせたのでしょうね

年上のInにも、堂々と接するWang。

若さゆえの尖りにも見え、怖いもの知らずの勇敢さにも見え、Inのうっすら存在する壁など易々と破っていく熱さすら感じました。

それにしても豪邸だが寝室は足りない?

建築家というInさんの邸宅はそれは素敵でした!

でも、客室は1つしかないのかな?

次週、WangはInさんの寝室で寝てもいいかと聞くことになり、いいよ、という展開になりそうです。

まとめ

「180度線が私たちを通り過ぎる」は、8/14深夜からスタート。

字幕付きのGagaOOLaLa版をVPNで視聴しています。

舞台演出をメインにされてきたという監督が描かれる同性・歳の差の愛と、母と子のドラマを毎週楽しみに見ていきたいと思います。

随時感想などメモしていきたいなとは思っています。

Nikeさんの次のBLドラマの出演予定作はSammon先生原作医療ドラマ

©Waga Creative @WaGaGroup_TH

先日制作情報が出ていたFluke君主演のBLドラマ「Make a Wish」の出演が予定されています。

原作は、現役医師のSammon先生(Manner Of Death、Triage)。

「Triage」のスピンオフとなるお話で、医師と天使の物語。

記者会見の時の天使役となるFluke君の衣装とテイストが近いことからNikeさんは天使側じゃないかと勝手に推測してます👼

Nikeさんの演じる役にBLCP要素があるのかどうかは分からないのですが、楽しなドラマが増えました。

日本からぜひ見られるようにお願いします。(←そこ

日本語字幕付きのプレスコンフェレンスの様子はこちら!

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