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特殊設定とサスペンスにボーイズラブが融合した2021年の人気ドラマ「Color Rush」のシーズン2が、制作難を乗り越えてついにリリースされました。
ユジュンの演技力とヒョンジュンの美麗な儚さが絶妙の空気感を醸しだし、カラーラッシュによる色彩の魅力に初恋の鮮やかさが重なる物語だったことから、日本でも多くのファンを生みました。
ヨヌとユハンの恋のその先を見たいという希望が熱かったことと、ストーリー上サスペンス部分の謎を残した状態だったこともあり、シーズン2制作が実現したと言えます。
その後、シーズン2にヒョンジュン君が出演しないと判明したことから、BLドラマとして受け入れられるのか、CPのファンが満足する形になるのかが気になる状態での発車となりました。
私の感想として、結論を言えば、ユハン不在時のエピソードとしてはアリ。
ラブよりもお母さんの事件解明に比重が置かれたのがシーズン2だったからです。
S2を全話観終わって感じた私なりの感想をもうちょっと詳しく、けれど全体として簡単に語っておきたいと思います。
2022年 韓国StoryWiz 全8話
シーズン1に引き続き、演出はパク・ソンジェ監督。
ただ、変更に次ぐ変更と制作期間の短さから、大変苦労されたのではないか、と視聴後の感想としては受け取っています。
監督の演出作については、S1のところでご紹介しています。
ユジュン（チェ・ヨヌ）2000/4/15生まれ
ハン・サンヒョクVIXX（セヒョン）
ペク・ソフ（チョン・ジュヘン）
シン・ヒョギ（カン・ミンジェ）
「カラーラッシュに」VIXXのヒョクが出演すると判明したとき、BL界隈でKポを知る者はおおぉっと沸きました。
VIXXと言えば、K-POPのボーイズグループの中でもコンセプトをファンタジックさやセクシーさに寄せたものが多く、それをVIXXのメンバーは見事に表現して見せることができる評価の高い、成功したグループ。
そのVIXXからBLドラマ出演者が出るということはちょっとした嬉しい驚きがあったんですよね。
ここで、VIXXの2千万回再生の「桃源郷」をどうぞ。耽美的なコンセプト。
ブロンドの髪色がヒョク君です。
平均身長182-3cmの絵から飛び出してきたような美男たちが、華麗に舞い踊る。
歌・ダンス共に実力の高いVIXXが愛されたのもよくわかる曲ですよね。
もう一曲、ヒョク君のソロ曲もぜひ。こちらは柔らかでエモーショナルな雰囲気がとても素敵な曲とMVです
VIXXは現在、ソロ活動が活発で、ミュージカル、俳優、ソロシンガーと言った個性を活かしたステージで活躍を続けておられます。
半年前ユハンが何者かに誘拐された。
それは、モノである自分のせいだからだとヨヌは判断し、後悔し続けていた。
母と同様に、ユハンのことも探し出したいと強く願い行動しようとしていたヨヌの思いが綴られた手帳を拾ったのが同じクラスのセヒョン。
セヒョンにはモノの妹がいて、その妹がある日突然に亡くなった。
ヨヌが求める母の失踪事件とセヒョンの妹の死の謎につながりがあることが分かり、ふたりは協力するようになるのだった。
ヨヌの後悔、焦りが母とユハンを探す強いモチベーションになっていることが分かります。
セヒョンがヨヌに近づいた理由は、打算などと言うものではなく、個人的な感情であることも。
ヨヌがどういった選択をしていくのか気になりますね。
S1で明かされなかったお母さんの行方と謎に焦点を当てたS2
悲願を抱える者を狙う闇の輩たちとの対決を描く
S1ではヨヌとユハンのラブストーリーがメインだったことから、詳しいところは明かされることがなかったお母さん失踪の謎へとS2は進みました。
そのきっかけとなったのがセヒョンの妹の死。
彼女が生前アルバイトしていたという工場に潜入することにしたヨヌとセヒョンが目の当たりにしたもの、そここそがあることを理由にしてふたりの大切な家族を奪った場所でした。
ヨヌたち少数のモノの悲しさと生きづらさや彼らの持つ悲願を狙い、食い物にしようとする者たちの存在。
現実社会にリンクする、やるせなさもそこには描かれています。
ヒョンジュンが出演しないことで、ユハンとヨヌのCPの恋模様がどうなるのかが大きな注目点でした。
代役にでもなれば、キャストありきのCPファンにしてみればそれはもう実写で見たい
Color Rushではなくなる……。
かといって、BLドラマファンに向けたドラマゆえにロマンスの気配すらなければコンセプトがズレてしまう……。
そこを、おそらくは時間と戦い工夫を凝らして仕上げたのがこのセヒョンとヨヌとのブロマンス、さらに言えば、セヒョンの片思いストーリーだったと思われます。
ラブなシーンは…、一応あります。
ですが、ユハンとヨヌの関係を妨げるようなものではありませんでしたよ(含みwwww、最後のネタバレのところで）
少し切ないような、でも明るさのあるこの曲がColor Rushのシーズン2らしいです。
2.0
ユハンとヨヌの恋はお預け。
あくまでもお母さんの失踪事件を追い、原因や理由を知ることが主軸となったストーリーでした。
色のある世界をこの目で見たいという悲願を抱えるモノの心を揺さぶり犠牲にする者たちが存在するという、現実の世相を反映させたかのような真相が印象にのこったS2。
真相に辿り着けたことで、悲しいかな一つ答えが出たわけです。
S2のもう一つのストーリーはセヒョンとヨヌの関係。
ユハンとヨヌの恋を描かないColor RushはColor Rushじゃないという見方もありますが、ここはセヒョン側から見れば切ないBLエピソードにはなっています。
ユハンとヨヌのロマンスがメインだったシーズン1とはある意味別ものとして見たほうがいいとはお伝えしたいのだけれど、ユハン不在時のエピソードとしては成立しています。
何を求めて視聴していたのかによって見た人の満足度が変わるシーズン2ですね。
habbit日本は対象外ですが、国際ファン向けはGagaOOLalaにて。詳しくは視聴方法のところで
カラーラッシュ２はU-NEXTにて、全8話、会員見放題配信されています。
*2023.10.2現在の情報となります。最新情報はU-NEXTサイトにてご確認ください。
ここからはネタバレがあります
ご注意ください
ユハンは目元だけ出したミイラのように包帯を巻かれた状態で、病院のベットで横になっているシーンがラストにありました。
ユハンは生きている。
でも、なぜそうなっているのか、半年間ずっとそうだったのか、謎は残りました。
セヒョンの妹がアルバイトしていた工場は、実績を積み優秀者として選ばれれば、MONOがプロブになれる手術が受けられるという場所でした。
モノが口にすると、ひと時だけ色が見られるという”違法飴”を製造するその工場では、飴を高額でモノに売ることで荒稼ぎし、モノを手術で釣って働かせていました。
お母さんは、プロブになれる手術を求めてあの場所で実験台にされてしまい、すでにこの世を去っていると推測が立ちます。
叔母さんの失意の姿がそれを表していましたね。
セヒョンは実はモノでした。
誰にも知られないよう一人で抱えて耐え、たった一人の家族である妹がMONOであることのほうに心を痛めていました。
そのセヒョンはヨヌに片思いをしていました。
ヨヌがモノであること、その上、ユハンが彼のプロブであり恋仲であることも知っていたようです。
ヨヌへの思いが成就しないことも分かっていて、密かに思っていたんですよね。
ただ、最後にキスだけでも、という思いが映像に。
それも、セヒョンの空想だったのですが。
BLのロマンス部分はセヒョンの片思いという部分で描き、
ヨヌとユハンのCPは離れ離れになっている状態できっと思い合っているはずのふたりとして残りました。
ユハン不在時のエピソードとして何とか成立させてあった、工夫のあとが見られたS2。
クラウドファンディングもされて、リリースさせないわけにはいかない上に、旬を逃さないためにも期限もそこそこ切っていたと考えるとね。
いろんな事情の中で、形にしてリリースされることの多いBLドラマゆえの事情や個性を感じさせたS2でもありました。
それでも、前半部分のストーリー展開が退屈で、音楽の入り方終わり方などが雑だった点など厳しい目で見ればツッコミどころも多いのは確か。
それでも、ユジュン君の安定した演技には本当に救われました。
ヒョク君のこれからの活躍も応援しています。
優しい～💕
韓国BLドラマ、シーズン2を控えているのはこのドラマ「To My Star」
habbit関連記事のあとにコメント欄を開きました
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