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山河令 視聴感想 信念と情熱、義と愛、正義が生む善悪と悲哀を描く秀作ブロマンス時代劇

2021年早々にYOUKUで配信開始された「山河令」は、あっという間に世界で人気となり、日本でも数か月後には放送が始まるなど、中華ブロマンスドラマの人気が高いことを「陳情令」と共に示した形となりました。

私はWOWOW版で見終えたのですが、物語の面白さと、主演のおふたりのビジュアルや演技、その他の魅力あるキャラクターたちに引き込まれました

ぼちぼちと見始めたはずが、話数が進むにつれて止まれなくなり、5日間で見事に最終回の放送に追いついてしまいました(ハマった証拠)

楽しく、時にワクワク、時に切なくなりながら見終わった「山河令」を見て感じたことを私なりに語って行きたいと思います。

もくじ

作品情報

2021年 中国YOUKU ブロマンス 全36話(1話およそ45分)

原作:Priest

ドラマ「鎮魂」(2017)の原作者さんでもあります! ぼちぼちこちらも見ていきたいと思っています✨

キャスト

チャン・ジャーハン 張哲瀚(周子舒)
ゴン・ジュン 龔俊(温客行)
李岱昆(蝎王) 他

麗しい~

あらすじ概要

周子舒は晋王の従兄弟であり、信頼される情報機関兼実行部隊である天窗のリーダー。

四季山荘の流派で剣を学び若くして後継者となったが、16歳にして師匠を亡くしたことから山荘の門下生を率いることに困難を感じて晋王のもとで働くことになったのだった。

だが、その仕事も苛烈を極め仲間が殉死してゆき、脱退者には極刑が科したことから、ついに周は師弟を失いたった一人になった。

周子舒は、脱退者が受ける極刑である”七釘を体に打ち込むことにより五感を失い3年で死に至る刑”を変則的な方法で自らに科すことで晋王のもとを離れた

変装し世捨て人として生きる周子舒の前に、風雅な男温客行が現れた。

周子舒に興味を持ち、離れることなく追いかけてくる温と共に、家族を失った少年の面倒を見ることに。

周は少年張成嶺を守るうちに、「瑠璃甲」という鍵の存在とそれが持つ意味、そして自分と温の過去の因縁と業を知ることになっていくのだった。

日本版DVD予告編

ドラマオープニングをテーマ曲と共に

刘宇宁献唱主题曲《天问 Tian Wen》

ドラマのオープニングクリップバージョンをここで。

登場人物の皆さんの姿を網羅したオープニングとなっていますよね。

華麗なアクションと見目麗しい登場人物たち。

見進めていくうちにどの人物も愛おしくなっていくんですよね~!

山河令の魅力と個性

ファンタジーだけどリアル 業を負う彼らの生きざまに泣く

武術を極めたものは空も飛んでしまう、中華ドラマの舞うようなアクション。

一つの”様式美”としての中華古装武侠ものを「陳情令」で馴染んでおくことができていた私は、「山河令」の世界にすんなりと入っていくことができました。

実は私、「陳情令」を全話観終わったにもかかわらず、感想を書きたいほどにハマり切れなかったんです。

主演のおふたりのビジュアルも演技も、物語の筋も好きだったのですが、モンスター的なものが登場することでなぜか冷めてしまう自分がいたんですよね。 これは好みの問題なのでご容赦ください

「山河令」はもちろんファンタジックな演出も多いのですが、彼らの生きる理由や目指す場所というのが、彼らの”業”=”ごう(善悪によって背負ったもの)”であり”ぎょう(なすべきこと)”である部分だったことが私を大いに惹きつけてくれました。

表現こそ「鬼」や「邪」という存在にデフォルメされているのですが、彼らは

  • 鬼=強い未練を抱えて負の存在となった者たち であり、
  • 邪=手に入れられないものを求めて堕ちたものたち

でした。

過酷な環境に身を落とし、自らをそこに押しやる不器用だけれど裏を返せば純粋ともいえるままならない彼らの真っすぐさに泣きました。

ブロマンスだけれど、愛が見える素晴らしさ

かねてよりBLコンテンツに対してなどに強めの対応を見せていた中国で、2021年半ばからさらに締め付けが強まりました。

原作がBL小説である「陳情令」や本作「山河令」などはその形をブロマンスに変えるという方法でドラマ化されていたのですが、今後はそれも難しくなりそうな気配です。

そういった意味で、「山河令」は現状最後の大手制作のブロマンス中華ドラマになる可能性も出てきました。

この「山河令」は、セリフや視線などから、ある意味はっきりと演出と演技でブロマンス以上の愛情と言うものを示して見せてくれる神ドラマでした。

「知己=ソウルメイト」と呼びあう子舒(阿絮)と客行(老温)の姿は、ファンにしてみれば「知己=愛するパートナー」と同義に。

互いを信じ、負の面すら抱きしめ合う

頭ではなく、心でそれができる2人に泣きました

サブCPの愛憎の軌跡、どれも魅力大

メインCP以外に、いくつかの恋・愛増のエピソードがちりばめられていた「山河令」。

先ほど、登場人物たちの生きる目的や場所が業によるものだったと言いましたが、まさに、”悪”側のキャラクター自体にも背景とストーリーがあり、彼らの行動の根底には愛憎がありました。

それゆえに、物語がそう流れていく”理由”がきちんとあり、そうしてしまう彼らの”思い”が見えます。

感情とは別の次元で動く”怪物”のようなものではなく、”感情のある者たち”が時につらく悲しい結果を受け入れ、そこから抜け出せずにもがき、誰かの手を借りながら立ち上がる姿に引き込まれました

  • すでに残酷な悲恋として終わっていた関係のものたちの未練と後悔
  • 若く、愛し合うものたちの恋と愛
  • 深い愛を捧げるも利用されるばかりの行き止まりでしかない関係のもの

その他には、師弟愛・組織愛・兄弟愛・親子愛も濃い目に描かれています。これは中華時代劇らしい濃さと言えるのかもしれません。

それでも素晴らしい演技で彼らの心情が伝わるばかりに、毎話群像劇のように物語が厚みを増していき、視聴が止められなくなる、そんな魅力がありました。

特筆したい存在 蝎王!李岱昆

主人公CP温周大大大好きなんですが、本作のシーンスティーラーはまごうことなき存在感の塊だった彼、

蝎王 by李岱昆

暗殺集団毒蝎の長であり、「山河令」内の黒幕の手先として闇仕事を引き受けていたのが蝎王。

養父=義父を慕い、彼の愛を欲するがためにあらゆることに手を染める彼の思いは、純愛と表裏一体

劇中彼の見せる義父への視線や表情は衝撃的ともいえる深みを見せてくれます

純真な子どものような眼差しから、まるで恋をしている少女のような表情、時には艶めく色気まで醸し出す。

冷徹な殺人者の顔を見せると思えば、嫉妬と独占欲に心の均衡を求め行動が歪んでしまった彼の歪な平安まで、彼の見せる微細な感情のふり幅はキャラクターの深みをもって強い存在感を放ち続けました

演じたのは李岱昆

「山河令」以降も古装劇(時代劇)などで美しい姿を披露されている彼は、歌もうまく明るい素敵な俳優さんなんだそうです。

蝎王のすごさが伝わるハイライト動画は、黒幕のお姿とセットとなってしまうので後半のネタバレの部分に置くことにします。

ですが、ぜひ本編のストーリを追いながら蝎王の細かな感情をキャッチしつつ見て欲しい、そんな特筆すべきキャラクターであり俳優さんの演技でした。

山河令 とは

二世代にわたる因縁がもたらした複雑な因果と悲劇
卓越した才を持つ唯一無二の知己2人の過酷な戦いと愛を描いた物語

ハマリ度は

 4.5

久方ぶりに、十分にハマリました🥰

中盤に差し掛かるころには視聴が止まらなくなり、一気に駆け抜けるように視聴。

1話1時間越えの韓ドラ尺換算でおよそ24-5話くらいだったと見ると、まだ体力的にビンジできたと胸をなでおろしもしました(笑)

もっと長かったら体調崩したかも、それくらい一気に見ました。

みんなキャラが立っていて、愛おしくなるほど魅力的でした!!

2022年4月8日、DVD/Blu-ray発売決定!

2022.4.8、DVD、Blu-rayが発売となるそうです!

特典映像やビハインド、その他特典が盛りだくさんのようですね、すごい!

予約受付が始まっています👍

↓は楽天のBOX1&2セット組の画像となっていますが、ショップのボタンは「山河令」商品の検索結果にリンクさせてあります。ぜひ特典など見比べてみて下さいね。

公式ビジュアルブック

habbit

ここからは、ネタバレあらすじと共に感想を語って行こうと思います。MVも同時に楽しみましょう

ここからはネタバレがあります
ご注意ください

OST MVと共に振り返るキャラクターエピソード&感想

OSTは沢山Youtubeにあがっています →YOUKU山河令OSTプレイリスト

公式は手厚く、主題歌以外の挿入歌も劇中のシーンを含めたMVとして公開されています。

せっかくなので、MVと共にキャラクターエピソードのネタバレ感想をしていきたいと思います。

周予舒x温客行 深い縁で結ばれた眩しいまでの知己

お2人が歌うエンディングテーマ曲のMVをここで。

「天涯客」

自分の罪を、生きながらに自ら裁こうとした周予舒

周予舒に出会ったその時から、温客行は男の強い誠実な心におそらくは気づき、そして彼の使う技に古い知人を感じ取り、やがて惚れ込んでいった。

二人の出会いと関係性の深まりの根底にあったのは、武人たちの宝である秘伝書を集めた武庫の鍵「瑠璃甲」を巡る過去の因縁でした。

どの門派も疑心暗鬼となり、奪われまいと必死になり殺戮が起こる。

複数に分割された瑠璃甲の欠片を持つ者を追い、囲い込み独り占めしようとする者がいることで世は乱れていました。

そのさ中に周予舒と温客行は出会い、瑠璃甲を持つ少年張成嶺を守り、自分たちもその渦中に飲み込まれ死闘を繰り広げることになってしまいます。

それでも、互いにだけしか成し得ない阿吽の呼吸と、惹かれていく想いに気づいていく。

互いを知己だとはっきりと認識していたふたりの眩しさに引っ張られるようにしてラストまで。彼らの純粋なまでの一途さは物語の芯となる魅力でした。

鬼谷の首領だった温客行 彼の生い立ちと彼も知らなかった真相

両親を鬼谷の者たちに殺害され、まだ幼かった彼は鬼谷で生き永らえた。

彼の生きる理由は両親の仇を討つこと。鬼の所業でもって成し得た復讐の最初のゴールは両親を手にかけた鬼谷の主を倒し新たな主となり、部下の鬼たちを自分の言いなりにすることでした。

彼の次の目標は、家族の平安を奪い逃げる人生を送る羽目にさせられた20年前の瑠璃甲に関係する者たちへの復讐。

それを成し得た暁には、幼いころ鬼に攫われて来てから侍女として育ててきた顧湘を解放することも含めた鬼谷の封印でした。

温客行が鬼谷の長だと知っても彼を断罪はしなかった周予舒。

温客行の人柄・心根を知り、それ以上の心で彼を想いまるごと抱きしめてくれたひとでした。

因縁の関係・そして永遠の関係へと

世間から疎まれ、排除され、忌み嫌われる鬼谷の長となっていた温客行。

けれど、周予舒と共に行動していく中で、彼が最も強い未練を残していた出来事と言うのが、実は鬼谷の者をけしかけた男を隠れ家に自分が導き入れたという後悔であったことを知ります。

けしかけた男の訪れによって両親は亡くなった。その男とは趙。

義兄弟、仲間を陰で裏切り、五湖盟のリーダーに座った男、趙でした。

五湖盟と呼ばれる盟友グループが、およそ20年前に、瑠璃甲を巡る因縁を生んでしまった武庫に、周と温は関係していることも知っていきます。

物語は、その発端となった出来事の中心にいた人物が次々と逝き、やがて次の世代である周や成嶺らの決断と行動に焦点が絞られていきます

武庫を開けるための最後の鍵を握っていたのが温客行。

裏切りと無念の死で逝った両親に託された形見がその鍵でした。

一途な思いは届かない 哀しく歪んでいく蝎王の心

後半に差し掛かり、黒幕である趙の成功が確定し始めたころ。

義父のために裏で手を汚してきた蝎王の存在が汚点となりはじめ、自分は利用されているだけかもしれないという疑念がわき始めた蝎王の揺れる思いが垣間見えてきます。

趙が自分に語っている言葉が真実なのか嘘なのか。

裏切られているとは信じたくない蝎王の辛い心。

否定したいけれど、騙されることは許せない彼のプライドと半生。

相反する思いがひしめく様子がわかりますよね……。

義父のために働き、誉められている頃は恋するような表情をしていた彼だけに、この頃の悲しい瞳には胸が締め付けられました。

蝎王は、義父のために犠牲になっているように見えて、実のところは自分を愛して欲しい執着を抱えていた節もあります。

それでも、愛されたい、自分だけを特別な存在として見て欲しいと思っていたのはたった一人、義父の趙だったことは間違いないんですよね。

ただラスト、口先で蝎を翻弄し彼の心を乱す趙の言葉も体の自由も蝎王は奪います。

話せない・動けない彼を自分だけのものにしたいという究極の行動を見せた蝎は彼を愛しているというには歪み過ぎていましたよね……。

清涼な恋の色、愛を秘めた悲しい色

「山河令」で淡い恋模様に微笑まされているうちに、一気に怒涛の展開を見せたのが曹蔚寧と顧湘。

清風剣波の曹は、出会ったその日に顧湘に惹かれ、つれなくされても一途に彼女を思うようになっていきました。

眩しいほどに不器用な2人の初恋が微笑ましいんです。ただ、ふたりの愛は成就するんですが、婚姻という形の成就は全うできないんです(悲)

それこそ、ゆっくりと美しく育った愛が、顧湘が鬼谷で育ったものであることをよしとしない”正道の”掌門(門派のリーダー)によって婚礼直前に散ってしまいます。

まるで線香花火のように、慎ましく光り、一瞬の輝きを残して散った、そんな切なく美しいけれど悲しい愛でした。

この蔚寧と阿湘は、婚礼の祝いとして輪廻しても出会えるというブレスレットを受け取っています。

2人の愛の成就を願うかのように、自動車メーカー(キャデラック)のCMで二人は再会するかのようなクリップがこちらで公開されています。(字幕はありません)

キャデラックのサイト

劇中、ふたりで生きるために門派からは出て、畑を耕したり甘いものを売ってもいいねと語っていた 蔚寧

CFでは、彼はパティシエ、彼女はお客さんとして出会っています🥰

周子舒と温客行フォーエバー❄

物語のラスト、周子舒と温客行は武庫を開きます。

雪崩の中飛び込んだ武庫に閉じ込められる形になった二人は、唯一、葉白衣さんだけが身に着けたという六合心法の天人合一を試みます。

この技を体得することによって、雪や水を食している間は年を取らない体を手に入れられると言うもの。

ただ、この技が二人一組で行うものであり、片方が命脈を絶つほどの技であることを予め葉白衣から温は聞かされていました

七釘によって余命わずかとなった周子舒を助けたい温客行の強い思い。

二人一組、高い武術の腕を持つ者しか成し得られず、片方が気を送ることで相手をその境地へと送り出すそんな特殊な技。

全てが終わり、周が気づけば温は白髪となり意識を失っていた。片方の命と引きかえの技であったことをそこで周は知るんです

物語はここでエンディングを迎え、数年後、町には平和が訪れた様子が描かれます。

このエンディングでは、成嶺は五湖盟の盟主だった高の娘小怜と夫婦となっています。

ただ、周と温のことは明言されないままでした。

もう一つのエンディング 温周のボーナスエピソードがあった

配信終了後、YOUKUで有料コンテンツとして公開されたクリップがありました。

今回WOWOWの放送では、第36話のエンディングテーマの後に続けてもう一つのエンディングが放送(配信)されています。

目覚めた温と周がある武術の筋の良い少年に稽古をつけつつ2人の世界に入っていくのですが、それを見て神々の戯れであると、高の一番弟子だった鄧寬が息子に語ります。

温と周は雪山で共に戯れながら剣仙として末永く笑いながら暮らしていくのだと感じられるハッピーエンディングとなっています。

BLドラマファンの多くが2人の幸せを願っていた以上、このボーナスエピソードは欠かせなかったと思います。

あってよかった……😊

こっちがもう私の中では正式エンディングです!!!!!!!

まとめ

「山河令」は物語の世界観も設定も、描かれていたエピソードもどれも心に残る厚みのあるドラマでした。

こつこつと視聴後感想を書き続けていたのですが、あらすじも同時に書いておこうと思うとなかなか語りつくせず、かれこれ1週間かけてここまで来ました。

すでに視聴された方にとっては知っていることだらけの大した感想記事でもないのですが、私の中では一度受け取った熱を静かにアウトプットするいい時間となりました

素敵な物語でしたよね~

ただ、周子舒を演じたチャン・ジャーハンは、過去に”日本の友人の結婚式で訪れた靖国神社での写真があった”などと批判を受けて活動ができていないという記事を以前見かけました。

これほどまでに美麗で演技上手な主演俳優さんなので、近い将来誤解を雪いで再び映像作品で活躍されることを待っています。

「山河令」ハマりました! 

また素敵な作品に出会いたい!ドラマたくさん見たい!と感じさせてもらえた作品でした✨

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