コミックが原作の日本BLドラマ通称:チェリまほがテレビ東京系列で放送されました。
トレーラーを見た時からぜひ見たいなぁ~と感じていたのですが、第一話からかなりイイ感じでした。
これは最後まで見ることになるぞとわかるほど。
明るいラブコメ感と、画面から伝わる顔面偏差値の高さ、そしてド直球な片思い君の純情。
これって、大ヒットタイBLドラマ「2gether」と共通した要素たちですよね!それがもう1話からわんさか押し寄せる(笑)
毎週楽しく視聴したネタバレ感想などは、後半から詳細に。
前半はドラマ情報と、本作に感じた魅力をネタバレなしで語っていきます。
ポチップ
もくじ
作品情報
放送
2020年秋クール テレビ東京他 全12話
スピンオフあり
TSUTAYAプレミアムにて、12/24、スピンオフ2話(3エピソード)の公開あり→スピンオフ予告編へ
原作
原作コミック:豊田悠
ポチップ
演出・脚本・キャスト
演出
風間太樹 湯浅弘章 林雅喜
脚本
吉田恵里香 おかざきさとこ
キャスト
赤楚衛二(安達清)1994/3/1
町田啓太(黒沢優一)1990/7/4
浅香航大(柘植将人)
ゆうたろう(綿矢湊)
佐藤玲(藤崎希)
草川拓弥(六角祐太)他
海外からも熱視線、国際的ブレイクのポテンシャル
アジアでBLドラマが広く人気を集め、制作数もうなぎのぼりの中、日本のBLドラマももちろん注目されています。
実力もルックスも良い俳優さんと制作陣による、クオリティーの高いBLドラマならなおさらです。
本作「チェリまほ」はまさにそんな一本で、国際ファンが公式の視聴媒体を待ち望んでおられたのですが、ついにそれが叶いました。
機動力が高い制作・運営陣営に大拍手!
冒頭あらすじ
仕事もでき、イケメンで人柄も良く人気がある同期の黒沢と違い、冴えない自分に自信を持てないサラリーマンの安達。
30歳を迎えた日から、なぜか触れた人の心の声が聞こえるようになった。
30歳まで未経験だと魔法使いになれるらしいという噂が現実となり、安達はこの能力を得たのだった。
そんな安達は、同期の黒沢が自分のことを好きだと思っていることを彼の心の声から知ってしまうのだった。
予告編
放送前から注目されていることが分かる、すでに41万回も再生されている第一話の予告編がこれ!→翌日もう43万回になってました(!)
予告編動画の概要欄の説明に、
“爽やかイケメン“から”30歳拗らせ○○“への好意丸見えの純愛BL
とあります(爆)
いやいや、なるほど、そうですね~(笑)
ドラマ「チェリまほ」の魅力ポイント
明るさとトキメキにあふれた好感度高のラブコメ
予告編のコメント欄などを見ていると、”両親と一緒に見られない、題名から録画しづらい”と言った、タイトルの持つ単語への気恥ずかしさがあるようでした。
ま、無理もない部分もあるかと思いますが、そんなこと気にしないでラブコメ、ロマコメとして堂々と見てね!と伝えたいです。
1話を見ただけでも、本作の黒沢の安達への思いはひたむきで思いやりにあふれています。
爽やかな明るさと黒沢&安達のドキドキが伝わる、トキメキいっぱいの高好感度物語です!
主役キャラの解釈と演出の真っすぐさ
純情でひたむきな黒沢と、ラブコメ要素十分な安達のリアクションがそもそも楽しい「チェリまほ」。
それ以上に黒沢・安達という人物の演じ方や演出に、キャラクターの誠実さや優しさ、それを受け取ったうれしさや心躍る幸福感などを描いていて、見ていて爽やかな気持ちにもなります。
誰かへの恋心や好意をまっすぐに描く、という本作の姿勢と狙いが見えて、これからも見たいと思うこと間違いなしです。
魔法がくれたのは真実の愛
心の声が聞こえるようになった安達の戸惑いやリアクションにクスりと微笑ませてもらえる、能力ものコメディ。
ですが、安達が触れていくのは、彼らの本当の気持ち。
その中には、安達を心から思う黒沢の愛情があったことに気づいていきます。
魔法を使えることのメリットとデメリット、そして、安達が知っていく真実の愛とは。
魔法がくれたものの大きさが終盤にはっきり見えてくる、ドラマの構成と脚本。
1話1話があっという間なのですが、繰り返し見たくなり、結局じっくりと楽しんでしまうドラマとなるはずです。
テーマ曲もいいよね!
Omoinotake「産声」
チェリまほとは
心の声が聞こえる魔法がくれたのは本当の愛
2020年最高のドキドキキュートな日本BR(ロマンス)
ハマリ度は
4.5
毎週毎週とても楽しく見ました。
恋の行方にワクワクしたり切なくなったり、押し寄せる萌えに白目むいたり(笑)
それぞれのコンプレックスや生きづらさを、お互いへの思いやりと柔らかい応援で包み込む、そんなストーリーも良かったですね。
温かさと愛おしさが詰まったチェリまほが大人気となったのも当然です。
毎週、アジア圏や、配信のないヨーロッパ方面のBL猛者の方々が”何とかして見た”本作への感想や絶賛の声をちらりと目にするたびに、
チェリまほは普遍的な人と人とのつながりについて描いているんだな
と感じていました。
熱いんだけどウェットになりすぎない、コメディ部分もギャグに寄せ過ぎないといった脚本と演出のバランスも印象に残りました。
良いドラマでしたね!
未見の方はおススメですのでぜひどうぞ!!
タイでも実写化! 人気俳優ペアTayNew主演
アジアBLを質と量で牽引するタイのGMM TVが、人気実力ともに高いTayとNewを主演にキャスティングし実写化されました。
主演の二人は”TayNew”と呼ばれ、2019年のドラマ「Dark Blue Kiss」で恋人同士となる主人公CPを演じて人気を博し、以来、ペアでのファンミーティングが開催されるなど2023年も人気が衰えていないお二方。
あわせて読みたい
全話視聴感想:『Cherry Magic』タイ版チェリまほ=チェリマジ 授かった魔法が導く尊すぎる愛 TayNew主演…
更新 全話視聴感想に改稿 EP12プチあらすじ感想:たっぷり1時間越えの笑顔感涙の大団円エンディング EP11プチあらすじ感想:泣いてる😭💞 日本の人気BL漫…
決して小柄ではないNewと素顔は陽気でお茶目なTayが、見事にTayNew版黒沢安達に見えてきます。
タイBLドラマは未見という方も、興味があればぜひもう一つの実写化チェリまほとしてチェックしてみてくださいね!
あわせて読みたい
12/9更新:GMMTV 2023 制作予定BLドラマラインナップ|予告編&キャスト・作品情報まとめ
更新情報 「Cherry Magic」12/9よりスタート 毎週土曜 「Cooking Crush」11/26よりスタート 毎週日曜 「Last Twilight」11/10よりスタート 毎週金曜 2023年、GMM TV…
このあと、各話ネタバレあらすじや感想を語っていきます
Blu-ray
出演:赤楚衛二, 出演:浅香航大, 出演:ゆうたろう, 出演:草川拓弥, 出演:佐藤玲, 出演:鈴之助, 出演:町田啓太, 監督:風間太樹
ポチップ
映画版もBlu-ray発売!
ポチップ
ビジュアルブックも発売されています
著:豊田悠, 著:「チェリまほ THE MOVIE 」製作委員会
ポチップ
ネタバレあらすじ・感想
EP1-2 突然のあふれる恋心を浴びるとこうなる
自分に自信がなく、恋の経験もなく、恋の予感すらもない安達君。
ある日突然、羨望と尊敬入り混じった思いを向けていた同期から、自分への小さくない恋心を怒涛のように聞いてしまったとしたら・・・。
二人とも、自分の気持ちがバレていないと思っているため、各自ドタバタ焦っていてそこが切なくもドキドキのコメディ。
特に、これが黒沢の日常的な安達に向けた態度だったと分かってくる安達の動転ぶりは最高です。
私は黒沢君が微笑むときに安達が心でつぶやく「まぶしっっ」が大好き。
彼の眩しい笑顔が、自分に対して特別なものだったと知って行くだろう安達の言い方が変化しそうで楽しみです。
クソでか恋心と彼の誠実な思いを知る安達 変化開始
黒沢の大きすぎる恋心にはじめこそ怖気づいたものの、安達に負担を掛けまいと恋心を微塵も見せずに彼の幸せを願っている黒沢の本音を知って、安達、変化開始です。
誰かから寄せられる好意はうれしいこと。
大切に思われて、見返りなど求められていない安心感に信頼度が増す。
小さなことでもいいから応えたいと思った安達の第一歩「飯でも行く?」がすごく大きな一歩!
ゼロから1に! 黒沢の表情がその驚きを物語っていましたね~!
いよいよ来週、キスすることになるのか??
EP3 キスしてもいいと思える相手!?
聴こえてくる本音から彼の誠実な人柄と態度に好意を感じ、これまでとは違う気持ちを抱くようになってきた安達。
王様ゲームでキスへの高い壁を強引に越えてしまうのか?と思ったけれど、そこは黒沢の安達への思いやりにあふれてて、おでこにチュまで。
安達を最大限思いやりながら自分を抑える黒沢の悲し気な姿に胸が痛む安達は、結果的に自分から黒沢に向かって歩みを進める形になってきました!
男だからとか黒沢だからとかじゃない、自分にとって初めてのキスに緊張しただけ、黒沢とだったら嫌じゃなかったという安達の言葉。
「言ってる意味わかってる?」とずずいと近づいて確認したくなる黒沢の気持ちわかる(泣)してもいい、ってことだもんね。
そして、親友の柘植君も30歳の誕生日を迎え無事魔法使いに!(爆)
キュート美形の宅配のお兄ちゃんに胸キュンしておりましたね!
原作が読みたくなるいいドラマですね~~、今年のヒット作の一つになりますね!
EP4 戸惑いと気づきと
黒沢とキスしてもいいと思えるほどの好意はあるけれど、彼の恋愛感情に応えられるほどまでは心が定まらない安達。
むしろ、自分に自信がないゆえに、彼とは釣り合わないのではという不安が沸き起こる。
万能なイメージのせいで、誤解されてしまう黒沢の不利な一面ですよね。
けれど、心の声が聞こえる安達は、黒沢が自信なくへこんだりコントロールできない感情を猛省していることを知ることができて少しずつ不安が消えていきました。
それにしても、同期の藤崎さんは鋭かった!
黒沢が安達のことを好きなことに気づいていました!
今回のはちょっと漏れてたしね、守り方&髪の整え方でも。
安達君には幸せになって欲しい、と本当に思ってくれています。
結婚をせかされる年齢になった事で不自由を感じている藤崎さんを応援する言葉をさりげなく掛けた安達。
誰を好きになってもいいし、恋愛しないといけないということもない。
生きづらさから優しく開放してくれるようなエピソードがあるのがチェリまほですね。
EP5 感情が浮き沈むそのワケは…
自分を好きでいてくれる黒沢の存在が勇気をくれるということもあって、黒沢の窮地を救いたいと行動した安達。
役に立て、認められるうれしさに気持ちが浮き立つ安達。
でも、黒沢の家に泊めてくれと言い寄る親し気な女性が元カノらしいと聞いて途端にショボン…。
気持ちが落ち込んだり、しんどかったり、ちょっとイラっとしたり。
黒沢が自分を好きじゃなくなると想像することがさみしかった安達。
まだやきもちを焼く関係になっていないですもんね。心の声を聴いているだけの状態で…。
次週、あの女性の正体が分かりそうです(笑)
そして、黒沢が安達の部屋でしばらく一緒に暮らすことになりそう!
それがむしろ辛くなってしまうことになる黒沢…。だよね…。
ドキドキとリアルさのバランスがいいチェリまほです。
EP6 距離感の変化が生んだ関係の変化
好きな人と一緒にいられることがうれしくてウキウキしてしまう黒沢。
安達のことを思いやり、時に嫉妬するほど自分を好きでいてくれている黒沢の気持ちを安達が知ったうえで二人の距離が変化していることを、もちろん黒沢は知りません。
近づけば近づくほど、恋しい思いが隠せなくなってしまう黒沢が選んだのは、本当の気持ちを告白する事。
同期という良好な関係すら危うくなることを覚悟して話した黒沢の気持ちが響きました。
次週EP7は、黒沢が安達を想い続けた7年に触れることになりそうですね。
自分の思いが成就しないということを覚悟していたと分かる予告編の黒沢の気持ちに今から胸が締めつけられます(涙)
一方、柘植は湊に完堕ち状態、自称”愚か者”になったそうです(笑)
湊、黒沢の後輩の六角と元ダンスグループ仲間です。
この関係がどう展開につながるのかも楽しみですね!
EP7 全世界が拍手と涙に濡れたよね!(圧)
運営さんによって、EP7は全編見どころ、というお達しが出ていましたが、これはっ・・・!
ㅜㅜ(うれし涙)
安達の素直な優しさに触れ、他の人が気づいていない安達の魅力に堕ちた黒沢。
その気持ちをいつか終わらせることを覚悟し続けてきた7年越しの黒沢の思いがこうやって実った。
安達「おれは、こいつの心に触れるために、魔法使いになったのかもしれない。」
ㅜㅜ
安達の告白を聞く間、さまざま思考が渦巻く複雑な黒沢の感情が伝わってきました。
赤楚君、町田君、素晴らしい安達&黒沢をありがとう!
なんて幸せなんだ、チェリまほ最高~🌸
さて、いよいよEp8からは ”付き合ってるふたり”の日々が始まります!
まだぎこちない照れっ照れなふたりも見たいし、柘植君より先に恋人ができた安達君の先輩風味も楽しみというか(笑)
次週は柘植君のエピソードが多そうです
EP8 本気なやつを笑う奴はどこにでもいる
社内恋愛スタート、ふたりの時間を過ごす日々もスタートした黒沢と安達。
幸せオーラが出てしまう黒沢ゆえに、藤崎さんはお見通し(笑)
親友の柘植君の付き添いで見に行った湊君のダンスの練習先で、ダンスを諦め就職した仲間と揉めてしまった彼らを見た3人。
真剣に夢を追う湊を、自分の体験と考えから応援した柘植君がすごくカッコよかったですね。
「いつでも、本気なやつを笑う奴はいる。俺は湊を絶対に笑わない。」
自分と黒沢が付き合い始めたことを話して柘植の恋を応援した安達を含め、本気な人を誰も妨げることはできないし、笑うなんてもってのほか。
EP8は全世界すべての本気な人たちにエールを送ってくれる回でした。
湊君に気持ちを告げようと向かった柘植君、まさかの湊君のキスシーンに出会ってしまいました。
でもあれ、湊君同意してないやつ💦
それでもショックはショック(当然!)
あ、それから、黒沢のウキウキ恋するポエム、幸せ過ぎて破顔した💕
EP9 確かに幸せ大渋滞だった!
予告どおり、EP9はしあわせが大渋滞していましたねぇ~
オープニングから黒沢&安達のじゃれじゃれモーニングで始まるなんてっ、強すぎた。
しかも、黒沢のデート妄想はもう次のステップに!7年の恋が実ってるわけだから無理もない無理もない💕
EP9はさらに何が良かったって、柘植君と湊君の本当の思いが互いに伝わったこと。
六角君がゲイである理由で湊君を避けるなんて許さないと、誤解だったんだけれど、柘植君に憤慨していたことも頼もしかったな。
「本日をもって卒業いたしました」とご報告くださる柘植君と、しっかりリードしてくれる湊君、素敵です。
それにしても、赤楚君の瞬間キャパオーバーになった時の「ひいっ」のリアクションクオリティーが毎度高いのが最高です。
さて次回は、心の声が聞こえているということを黒沢に隠していることが心苦しくなってきた安達君でしょうか。
EP10 こうして恋人同士になっていく
コンペの応援、デートの練習。
一緒にいる時間の中で、安達が黒沢との関係をどんどん気兼ねのない、より親しいもの同士の距離感へと変えていく様子に笑みが絶えないEp10でした。
黒沢の中にある嫌われたくない思いは安達を大事にしている上に好きだからではあるけれど、それには自分を抑えた窮屈な生き方をしてきた黒沢のクセも関係していました。
安達はもっと黒沢に自由でリラックスしていてほしい、自分がそういう相手でありたいと思っているんですよね。
思いやり合う優しい2人。
すべてを口に出さない二人だからこそ、伝えあうということが必要だと安達も感じたんですよね。
ただ心が読めること、言われたらきっと黒沢きついだろうな~
ここはひとつ、心を読めなくしてしまい、告白する必要を失くするという選択肢もあるよ、それはどうでしょうかっ!
次回、コンペ、本当に頑張って欲しい!だけど、安達は黒沢に何を教えてもらうのかもう気になってしようがないですね!(圧)
EP10デート練習シーン未公開SP映像
デートの練習シーンはほぼほぼアドリブだったそうです。撮影時の自然体なふたりが微笑ましいですよね!
EP11 うっ…(泣)
心を読む魔法が使えたことで得た信頼や評価、黒沢との関係を、安達は自分の力ではなく「ずるをして手にした」ものと感じるようになっていました。
以前に安達が言っていたように、この能力は”黒沢の気持ちに触れるために”授かったともいえる。
けれど安達は、
- 魔法の力を借りることへの罪悪感と、
- 魔法を失って今の黒沢との関係を維持できなくなる怖さ
に苛まれ、混乱してしまっていました。
魔法なんていらない、けど、失ったら黒沢とやっていく自信がない、黒沢を失うのが怖いと思っている安達。
相反する思いに引き裂かれている安達をみて、黒沢は安達を楽にしてあげたくて身を切るような選択肢を提示しました。
黒沢の絞り出すような問いは、2人の関係はここまでにするか?というもの。
安達が、結局魔法なんてどうでもいい、黒沢といたいと言ってくれさえすればいい。
でも安達は、ここまでにするとうなずきました。
お互いを想っていることはわかる。
でも、安達は黒沢を信じていなかったことになります。
魔法があろうとなかろうと、黒沢の気持ちは変わらないことを信じられず、自分の自信のなさから黒沢も傷つけていることに気づけていない状況となってしまいました。
常に正解を選択して生きることはできないし正解などない感情の生き物人間。
相手を思いやるあまり、身を引き続ける優しさが時に互いを傷つけてしまう切ない展開となりました。
えーーーーんㅠㅠ
次週最終回。
安達君、全速力で自転車走らせてます、行先はどこですか!
最終回EP12 拍手👏👏👏
安達が後悔しないよう、さりげなく背中を押してくれる友人や同僚たち。
”魔法”のある・なしが自分の人生において黒沢以上の存在価値のあるものではないことに気づくことができました。
クリスマスデートの約束の場所に自転車を飛ぶように走らせた安達。
第一話オープニングのシーンは、この日の姿でした。
もし安達に会えたら渡したかった黒沢からのプレゼントは指輪の代わりにおそろいの万年筆。
黒沢の将来を誓う言葉にイエスと言えた安達の表情にははっきりとした決意が宿っていて、ふたりにとって人生で最高に幸せな瞬間の一つとなったでしょうね!
おそろいの万年筆!文具を愛する安達たち文具メーカー社員ゆえの小粋なチョイスでしたね。
社内恋愛をさりげなく続ける2人。
閉まりゆくエレベーターの扉の向こうでキスしただろう二人を残してのエンディング。
最後まで小粋な演出でした。
最終話の予告編ですが、懐かしいシーンも含まれているのでここに置いておきます↓
スピンオフ ネタばれあらすじ感想
さて、チェリまほにはスピンオフが2話(3エピソード)用意されていました。
ここからは、スピンオフのネタバレあらすじ感想を残しておきたいと思います。
ネタバレを望まれない方はご注意ください。
スピンオフEP予告編
六角君いい味ですねぇ~
スピンオフ① 黒沢安達バレンタイン&六角探偵
黒沢安達 バレンタインデーエピ
クリスマスイブに付き合い始めて五十数日、文字通り山のようなバレンタインチョコを受け取る黒沢君。
だけど、黒沢は渡したい!安達に本命チョコを渡したいんです!
そっと安達のデスクに忍ばせるつもりが、引き出しの中には本命チョコが鎮座していて、黒沢は安達が誰かから本命チョコをもらったと慌てちゃうんですよね~(笑)
今までお母さんからしかチョコをもらったことのない安達に、本命チョコというはじめてをのことをプレゼントできるのも黒沢だけでした。
あ~幸せ❤
六角探偵
六角君が尊敬する先輩は2人!
仕事ができ、人格も良く面倒見もいい黒沢先輩と、気配りの人安達先輩!
そんな安達先輩と一緒にいる時、必ずどこからか見ていて現れる黒沢先輩。
安達と黒沢のようすに”何か”を感じた六角君はついに結論に達しました。
「2人は、いつも僕を見ていて、立派に育て上げようとしてくれているんだ」と!
その愛らしさと、優しさ・素直さとちょっとした鈍感さで、きっとうまくサラリーマン生活を歩みつづけそうな六角探偵です。
スピンオフ② 柘植湊
夢を追い、不安な中その端緒に立った湊と、小説家として生計を立てている柘植。
大手の事務所のオーディションの最終審査に残った湊は、文学賞を獲った柘植の成し得た業績と比べてしまい落ち込んでしまいました。
周囲の誰とも比べる必要がない、今回の結果がどうあっても関係ない、ただあなたのダンスが好きと言ってくれる人がいればいいのではないかという柘植の言葉に迷いが晴れる。
才能を磨き、身一つで成功を目指す2人がともに手を携えながらこうして一緒にいる時間を増やしていくんだろうなと感じたエピソード。
本編では描き切れなかった二人のエピソード、短いけれど笑顔をもらえました。
さいごに
2020年、主人公が男性同士の恋を描いた日本の放送局のドラマの中で、「チェリまほ」はコメディに寄せすぎないロマンスとして成功しました。
コアなファンのものだと思われているBLジャンルの作品が原作でしたが、視聴した多くの方々は相手を大切に思う恋の甘苦さを描いたロマンスとしての魅力をドラマから感じられたと思います。
誰かを想い愛するということに性別は関係ないし、またどんな選択をしようともそれは自由であるという事実。
そういったものを、改めて伝えこちらも受け取ることができたドラマでした。
一方、同性愛を描くドラマとして大注目を浴びたことで、日本のメディアに携わる人々のなかに、チェリまほをもてはやしながらもセクシャリティーに対する偏見をいまだに強く持っている人も多いことが明らかにもなりました。
チェリまほのヒットで日本国内でのBLドラマに対する潮目は変わるはずですが、制作会社や製作陣の視点や認識が浮き彫りになるでしょうね。
ポチップ
あわせて読みたい
翌年の大ヒット日本BLドラマは必見ですね〜 もうみなさん見られてますよね☺️
あわせて読みたい
美しい彼 視聴感想 人生を変え光をくれた彼 特別過ぎる互いに寄せるジレンマロマンス
2021年日本でのBLドラマ作品ラストにスタートを切ったのが11/18からMBSで始まった「美しい彼」。 昨年の「チェリまほ」のヒットを皮切りに、日本でもBLドラマの制作数が…
❤️ドラマへの熱い思いを良ければここで✨