もくじ
EP8 自暴自棄の果てに
傷つきズタズタになった心をどうしようできず、少しずつ自分自身を切り刻んでいたMew。
EP8はそのMewを中心に振動するように描かれた彼らの物語。
仲間の輪から弾き飛ばされ傍観者となったBostonの諦めの表情が印象的でした。
Mew:傷ついた心を扱えず……あれは周りを巻き込んだ自傷行為
Bostonをギャフンと言わせることに必死になっていた時、Topに対する怒りに燃えていた時、Mewはまだその日を生きる原動力があった。
けれど、日常に戻った時、Mewの心は癒えることなく醜く開いた傷口が痛み続けていました。
助けて欲しくて縋ったのはRay。
自分をずっと大事に思い続けてくれたRayに助けて欲しかったから。
一方、Rayは恋人になるチャンスと引き換えに、Mewに心を利用される形になってしまいました。
でもどうやったってMewの心の傷は癒えることはない。
それができるのはMew自身と、難しいけれどTopだけ。
RayがMewに求めている恋人像は、自分を気遣い世話を焼いてくれて体の関係もあるMewであって、逆にMewをケアするのは難しい。
勢い、自分が苦しい時に頼る方法であるタバコやドラッグをMewに教えることになる。
あれほどだめだと知っていながらそれらに手を出したMewの行動は自傷行為に等しい状況でした。
好きだから同じくらい傷つかないと許せない でも許したくない
Topの顔を見れば、彼をもっと傷つけたい。自分くらい傷つかないと許せない。
Topが好きだからこそ傷ついた心はTopにしか救えない。でも、許したくない。
二人きりの時は拒んだRayからのキスを、Topの前でこれみよがしにして見せたMew。
傷だらけです。
ふぉすぶスタンの我は死にました……
しんどいーーと夜中に何度も叫びながら死にました
家族よごめんよ
あのことがなければ……
「どうして最低な奴になったんだよ」
ラリって、酒が入って、体がしんどくて。そんな時にTopに向かって出た言葉は、あんなことどうしてしたんだよ、という悲しみ。
なかったことにはできない、もし、なかったらこんなことにはなっていない悲しみ。
Ray:Mewといて本当に幸せなのか、まだ気づかない
RayはMewを確かに大事にしてきていて、Mewもそれをよく知っていました。
好きだったのは確か。
結果的に、Rayに助けて欲しいMewに、その心を利用される形になってしまいました。
で果たして今、Rayは本当は誰のことが一番好きなのか?
それは間違いなく、Sand。
他の人と親しくしていると邪魔に入る。
MewよりもSandに甘えている。
Sandがいつもどこかで自分を受け入れていることに気づいていてそれに甘えてる。
Mewと付き合ってみて、Mewに求めていた愛は得られないことを感じ取っているだろうRayの足はSandに向かってしまうんだよ。
麻薬取り締まりでホステルが危うい時
- Rayを心配して走ったSand
- 取締官に賄賂を渡して場を納め、MewとMewの将来、Mewのプロジェクトを守ったTop
誰が誰に心を砕かれ、誰が誰のために心を砕いているのかが見えたEP。
Chuemのやるせなさがマックスに
友達思いで、ホステルの経営にも一生懸命取り組んできたCheum。
でも、ホステルよりも自分のことにかまけ、ホステル経営すら危うくしたRayに対し、Cheumの悲しさと悔しさが限界を超えました。
「プロジェクトはMewと一緒にやればよかっただけなんでしょ!」
この虚しさ……Chuemの涙がつらかったです。Aprilがいてくれてよかった😢
Topの悲しさ恋しさ 行動が示す彼の思い
荒れるMewを悲しげに見つめ、苦しそうにしていたら体を気遣い、眠るMewをそっと寝かせる。
Mewがすごく痛がっているとわかっているよね。
Cheumに助けを求めるほど、Mewとの関係をやり直したいTopの気持ちが見えます。当然痛むMewの心にも寄り添い続ける覚悟だね。
Topの願いはMewを抱いて眠る幸せであることは間違いない。
次回予告
あー! エンディングに向かって舵が切られる!
嵐が来て、惑い迷う泥沼に足を取られたことで、はっきり見えてくるものが何なのかを描くフェーズに入っていきそうです。
Sandははっきり気持ちを伝え、TopはMewの人生に体をこじいれていく。RayとMewはやっぱり友達以上にはなれない。
Nickには別の人が現れ、Bostonは…、波乱はやめたげて欲しいけども……。
油断は禁物だけど、超絶しんどいところは抜けそうです。
Only Friends
あらすじ感想エピソードリンク
❤️ドラマへの熱い思いを良ければここで✨
コメント一覧 (1件)
habbitさん。初めまして。ドラマ視聴のガイドブックとして、いつも興味深く、楽しく、拝読しております。ありがとうございます。
配信されたばかりのOnly Friends5話を見て、いてもたってもいられず、書き込ませていただきます。登場人物一人一人の心理描写と俳優の皆さんの演技力の高さとそこからくる説得力に、もう言葉がありません。毎回、各々が抱えるやるせなさやジレンマ、思いの交錯具合に胸が締め付けられます。まだ物語は始まったばかり。このあとの展開を、心して受け止めていきたいと思っています。