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    デュー あの時の君とボク(Dew)視聴感想 必ず出会い愛する運命の人 どんなあなたでも愛したいのに

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    2019年に公開されたタイ映画「デュー あの時の君とボク」(原題:Dew The Movie)が、2021年7月に日本でも公開されました。

    Dew役を演じたのはタイ沼ではもうおなじみ、「Make It Right」「とな墓」「Bad Buddy Series」のOhm君。

    2020年には高校時代を演じたOhm君とNont君が本作で助演賞を受賞されるほど演技を評価された作品でした。

    しかも、本作を監督されたのは2020-21のタイBLクライムサスペンスドラマ「Manner Of Death」の演出をされたShookiat Sakveerakul監督

    話題性と作品性に富んだ「デュー あの頃の君とボク」について感想を語っていこうと思います。

    ちなみに、本作は2001年の韓国ヒット映画「バンジージャンプする」のリメイク作

    韓国版との違いについてもこのあと触れることにします。

    前半は予告編の内容以上のネタバレなし、後半ですこし物語の結末などの意味など考えています。

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    もくじ

    作品情報

    2019年 タイ

    日本公式ホームページ

    監督・キャスト

    監督:Ma-Deaw Shookiat Sakveerakul

    ミウの歌~Love Of Siam~(2013)
    ドラマ:Transistor Love Story(2018)
    デュー あの時の君とボク(2019)
    ドラマ:「Manner Of Death」(2020)他

    キャスト

    Sukollawat Kanaros(Pob)
    Nont Sadanont Durongkavarojana (高校生Pob)2000/10/6
    Ohm Pawat Chittsawangdee(Dew)2000/3/22
    Pun Darisa Karnpoj(Liu)1991/12/24  他

    冒頭あらすじ

    1996年タイ北部の小さな町PangNoi。

    母親の仕事で転校してきたDewはPobと親しくなった。

    明るく繊細なDewとシャイで優しいPobは気が合い、放課後誰もいないところで静かに過ごすこともあった。

    互いに友だちに対するものとは違う感情に気づいたころ、免疫不全症候群(AIDS)の広がりが同性愛者間によるものとされ、Dewたちの高校でも、同性愛者だと判断された生徒が“研修所“に送られ始めた。

    厳格な家庭に育ってきたPobはふたりの関係に未来がないと判断してDewと離れることを決めるのだが……。

    予告編

    予告編では22-3年後のPobの様子も描かれていくことが分かりますね。

    本作は輪廻転生がモチーフとなっています。

    Dewに何かがあることが最初から示唆されていることになりますね。

    デュー の魅力と個性

    「Love Of Siam」のMa-Deaw監督作

    Ma-Deaw監督は、先ほど話したタイBLドラマ初と言われたクライムサスペンス「Manner Of Death」を演出されています。

    その折にも話題となったのが、Ma-Deaw監督が、2007年公開され、同性の少年同士の恋を描きこんだ作品としてタイで初大ヒットした特筆すべき一本として有名な作品「Love Of Siam」を手掛けられた方だったことでした。

    「Love Of Siam」は、思春期に直面した恋ごころとアイデンティティーに戸惑う少年たちの純粋で瑞々しい姿を、もう一つのテーマだった家族の喪失と痛みと共に重層的に描かれていました。

    2019年の本作「デュー~」でも、物語の始まりとなるPobとDewのシーンはやはり必見です。

    若手実力派俳優たちが演じた青春時代の忘れがたき恋

    タイBL沼民なら知らぬものはいない実力派若手俳優Ohm君

    包容力抜群の永遠の攻めと思わせておきながら(私が勝手に思っていただけです)、本作では明るく繊細な人物Dewを演じていたOhm君

    演技の幅と表現力に相変わらずの愛らしさまであるという、さすがのOhm君。

    初映画初主演の本作で助演賞も受賞したNont君

    そのOhm君の相手役が、MV出演以外は初の映像作品で主役となったNont君でした。

    Nont君は翌年2020年ドラマ「Bad Genius」、今年2021年Netflixで配信の「転校生ナノ2」のEP1など、現役大学生をしながら俳優活動もされています。

    予備知識なく見ていたため、Nont君が初映画出演だとは気づきませんでした。

    それほど、彼の演技には安定感があり、表情は若かりしPobを体現していました。

    2001年の韓国オリジナル版との違いは

    本作はイ・ビョンホン主演のヒット作「バンジージャンプする」のリメイク。

    韓国版は、愛した女性が転生していたのが男子学生

    本作デュー版は、愛した同性の初恋の彼が転生していたのが、女子学生だったという違いがありました。

    別れてから22-3年後に出会った、愛した人が男性・女性だったことで生まれた葛藤の形は韓国・タイ版では全く違ったものになっています。

    初恋が同性の友人であるという設定のタイ版は、瑞々しくも複雑な心情を描く思春期の感情の交錯が特筆すべき見どころであると感じました。

    前半たっぷりと描かれたNontとOhm二人の表情、表現は心に残ります。

    OSTも素敵だった

    「Love Of Siam」同様に、本作でも監督がOSTに参加されていたそうです。

    ここでは、静止画のオーディオ版をまずは2つ。

    「I‘m Not Alone」Spring Tree

    ดิว ไปด้วยกันนะ – “ก่อน” เพลงประกอบภาพยนตร์เรื่อง “ดิว ไปด้วยกันนะ”

    いや、めちゃくちゃ好きな雰囲気🥺

    波のように盛り上がり、また引いていく、そしてまた打ち寄せては希望を残して去っていくようなメロディ。

    劇伴とはこういう感じ、という印象が素敵な曲です。

    Room39  บอกตัวเอง – Room39 Feat. โป่ง ปฐมพงศ์ (โป่ง หินเหล็กไฟ) | ดิว ไปด้วยกันนะ

    そして、もう一曲は後半のシーンがたっぷりと入ったMVとなっていますので、ネタバレを望まれない方はスルーしてください。

    女学生Liu役のPunさんは映画公開時28歳、童顔ですね。

    女優デビューは遅く、その前は人気ユーチューバーとして活動されていたという情報がありました。

    デュー あの時の君とボク とは

    出会えば愛してしまう、出会ってしまう運命の人
    あなたと永遠に一緒にいるにはどうすればいい

    ハマリ度は

     3.5

    少年時代のPobとDewが眩しく、切なく切実でした

    その眩しさに、オリジナル版とは違ったストーリー運びだったらどれほど素敵だっただろうかとふと感じてしまう部分があって3.5となりました。

    ですが、作品そのものの魅力は高く、視聴した人によって感想が変わってくるところだと感じました。

    その辺のところは後半のネタバレあらすじのところで触れていきたいと思います。

    ネタバレ:ハピエンかどうかを知りたい方へ

    ハピエンかバドエンかを視聴前に知っておきたい方のためにここでひとつネタバレしておきますので、望まれる方はボックスを開いてみて下さい

    開いてみる

    前半は少年時代のPobとDewのボーイズ同士の初恋が展開し、前半部分ではバドエンが来ます。

    後半は22-3年後、子どものいない妻帯者PobがDewの生まれ変わりである女子生徒Liuとの関係が明るみになり、ふたりは命綱を外してバンジージャンプします

    これはメリバと判断できます。(他者にはバドエンに見えるが本人たちにはハピエン)

    かといって、解釈次第ではハピエンの可能性もバドエンの可能性もある部分ではあるんですよね……。

    詳しくは視聴方法の後、ネタバレ感想で。

    ここからはネタバレがあります
    ご注意ください

    ネタバレ感想

    時代・立場 運命の人とどんな形で出会うのか

    出会えば愛してしまい、その人とは、どんな形でも必ず出会う運命にある

    PobとDewはそんな絆で結ばれているふたりと考えてみると、とてもドラマチックな物語。

    奇跡のように同じ年に生まれて出会ったけれど、時代が同性のふたりを割き、交通事故という不運に見舞われて死別が訪れた。

    けれど、DewはPobに出会うために再び生まれるんですよね。

    Dewへの消えない愛情を抱き続けていたPobの気持ちと、自分がDewであると認識したLiu。

    ふたりは、すべてを越えて永遠に共にいる方法を渇望します。それが物語のエンディングへと導いてしまったようでした。

    結末・エンディングをどう見るか

    オリジナル韓国版は、性的指向・社会的な要因から愛し合えない絶望感からの解放をイメージさせます

    ではタイ版はと。

    ラスト命綱なしで手をつなぎバンジージャンプ台から飛んだふたりが抱いていた覚悟は何だったのかと考えてみて、私は2つの可能性を感じました。

    1. 死を覚悟していた可能性
    2. 何かを捨てて生きなおす覚悟があった可能性

    ①は、輪廻はあると身をもって知ったDewの確信もあって、死の向こうへの希望を抱いていた可能性です。これがメリバの可能性の理由です。

    ②の方は、水中に入ったあとのシーンで、私にはふたりが水面に向かって上がって行ったように見えました

    生徒と教師、中年男性と18歳未成年ぎりぎりの女性、そういった立場上の問題は永遠ではなくやがて解消することができる要素でもあります。

    どうしても解消できない要素はPobが同性のDewしか愛せないことに絶望していた可能性となりますが、そのためにLiuに心中を頼むかどうか。

    それゆえ、精神的な面での、何かを捨てて生きなおす覚悟を共に得るつもりだったのか、と感じた理由です。

    ただ、どちらの場合も片方だけ命を落とす可能性あるため、そのジャンプの意味を考えれば考えるほど答えは出ないところ。

    開かれたエンディング、視聴した人に解釈をゆだねた部分だったのでしょうね。

    まとめ

    リメイクする段階で、どこまで改編出来るのかといった条件はあったと思うので、PobDewが思いのほか良い!となったとしてもエンディングを変えたりはできなかったかもしれないですよね。

    とはいえ、個人的な感想としては、NontとOhmの存在感も感情の交錯も、後半の彼らの止められない感情の高まりの理由と感じられる鮮烈さゆえに満足でした。

    さて、日本公式ホームページに、Ohm君の紹介文として”BLジャンルの若手カリスマと呼ばれる” と書かれていて、ついついクスりとしてしまいました。

    ええ、その通りですけれども、まあ。

    今すぐ視聴する方法として

    2021.6.23現在、GagaOOLalaを有料契約されていて、VPNを利用可、英語字幕OKの方は、台湾からのアクセスで本作が視聴できます。

    とはいえ、日本での劇場公開は 2021.7.2からですのでぜひ。

    Ohm君出演作をぜひ

    生と死を扱い、劇中輪廻が話題に出る作品という意味で、本作と共通する要素があった「とな墓」もぜひ。

    habbit

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