華流BL

HIStory3 圈套~ラブ・トラップ マフィアのボスと刑事の恋 魅力大のサスペンスロマンス

圈套 ラブ・トラップ

ここ数年のアジアBLドラマを牽引してきたと言ってもいい台湾のHIStoryシリーズ。

その第3弾として2019年に制作された2作品のうち、今回は「圈套~ラブ・トラップ」を見ました

とても評判の良いドラマだと知ってはいましたが、いざ見始めて見ると、私も止まらなくなって一気に見終わってしまうほどハマりました

刑事とマフィアの恋という、ノワール色とサスペンス&ロマンスという魅力的なコンセプトだった本作のどういったところが良かったのか熱く語っていきたいと思います。

HIStoryシリーズ

2017年 HIStory 3部作短編マイ・ヒーロー
離れて、離さないで
ボクの悪魔
2018年 HIStory2 2部作各4話構成是非
越界
2019年 HIStory3 2部作各10話構成那一天
圈套←今回ココ

HIStory3圈套~ラブ・トラップ作品情報

演出・脚本・キャスト

演出 リー・チンロン

映画:お花畑から来た少年(2017)
HIStory2「是非~ボクと教授」(2018)
HIStory3「圈套~ラブ・トラップ」(2019)他

脚本:リン・ペイユー

アニキに恋して
幸せが聴こえる
HIStory1「ボクの悪魔」(2017)
HIStory2「越界~君にアタック」(2018)
HIStory2「是非~ボクと教授」(2018)
HIStory3「圈套~ラブ・トラップ」(2019)他

キャスト

クリス・ウー呉承洋(タン・イー)
ジェイク・スー徐鈞浩(モン・シャオフェイ)
ケニー・チャン陳廷軒(チャオ・リーアン)
アンディ・ビエン卞慶華(ジャック) 他

オトナな情熱と愛への切実さを描くリン・ペイユー作家

HIStoryシリーズで多くの脚本を手掛けられているリン・ペイユー作家。

その作品の中で、まだ私が見ていないのは、本作の演出をされたリー・チンロン監督と組まれた「是非~ボクと教授」のみ。

この後、私が「是非~」を視聴しに行くことは決定しています(笑)

中でもHIStory1の「ボクの悪魔」は私が初めてみたアジアBLドラマだった事だけではなく、その構成の良さがずっと心に残っていた作品でした

ボクの悪魔
HIStory ボクの悪魔 視聴感想 奇跡がくれた愛する人と生きる2度目のチャンス2017年台湾のウェブBLドラマHIStoryS1三部作の一篇「ボクの悪魔」の視聴感想です。本作から感じた魅力と個性などを語りました。ネタバレは後半以降です。...

しかも、ラブなシーンが大人っぽく熱いのも印象的だったんですよね。

愛に対する切実さというものを、キャラクターの行動と感情面からくっきりと描かれる作家さんが書かれた本作「圈套」もその良さが出ていて大満足でした。

冒頭あらすじ

刑事シャオフェイは、4年前に反社会組織行天盟のボス タン・グォドンとベテラン先輩女性刑事リー・リーチェンが殺害され、未だ犯人が捕まっていない未解決事件を追いつづけていた。

シャオフェイは、その事件現場で唯一の生存者だったグォドンの後継者タン・イーを監視し、事件の真相と犯人を突き止めようと必死だった。

だが、タン・イーとシャオフェイは何者かに拉致され共に時間をすごしたことでそれぞれの本音と人柄を知るようになるのだった。

予告編

この予告編は、ことの発端も分かりやすく、見どころも網羅されていますね!

事件を追いながら、ふたりの間に互いへの信頼と愛情が築かれていくことが分かるちょっと大人たちのクライムサスペンスロマンスの香りがしますね。

圈套~ラブ・トラップの魅力と個性

サスペンスとロマンス、欲張りな私たちを惹きつける

学生同士の初々しい恋を描く物語も素敵ですが、オトナの恋も素敵です。

大人だからこその人間ドラマと熱い愛の物語が展開する魅力にもあふれている、それが圈套でした。

自らの選択に責任を持ち、自身の人生尺度で判断し行動する彼ら。

未熟な部分、満たされない部分を抱え戦いながらも、それを補い合い包み込んでくれる相手を見つけていく。

本作のメインCPは自分の置かれた立場と使命にがんじがらめになったマフィアのボスと強くしなやかな性格の刑事。

事件の真相を追うサスペンスと、ふたりの愛を描く、欲張りなBLファンを満足させてくれる物語でした。

孤高の壮絶モテ男タン・イー

マフィアのボスであるという存在感、大切な人への思いを秘め孤独に戦い続ける孤高さ、そして男女問わず魅了してしまうカッコよさと甘さをもつタン・イーを演じて見せたのがクリス・ウー。

誓った約束を守るという使命を自らに課し、折れそうな心を奮い立たせながら着実に4年間を費やしてことを進めてきた実行力と信念の男でもありました。

けれど、それは破滅を覚悟しての固執の道

彼が、本当の意味で救われたのは、彼以上に強く、そしてしなやかに物事を捉え、迷いなく行動できる人との出会い。

彼が救われていくと感じられる幾多のシーンの熱さはこちらの胸も熱くしてくれました

本質と結果を見据えるしなやかな強者シャオフェイ

第一話で、周囲の声に耳を貸さず、また監視対象者タン・イーに向かってお構いなしにぐいぐいと行く刑事シャオフェイに実は私、少しひいてしまったんですよね。

けれど、シャオフェイの魅力は実はそこにあったことが分かってくるんです。

彼の言葉には裏がなく、そして、“このことどんな結果を生むのか”ということに対する洞察力と本質だけを見据えた迷いのない行動があるんです。

周囲から見て、刑事がマフィアのボスと恋愛関係になるというハードルの高さを、だからシャオフェイは軽々と越えていきます。

シャオフェイ以上に人生を悟り、正直で、本質を見据えているつわものはいない。

まわりの中傷などどこ吹く風、大切な人のためになること、人々が幸福な道を歩めるようにするためだけにフォーカスできる彼のキャラクターはとても魅力的でした。

ラストに見えてくるもう一つの真相

殺人事件の真相を追及し続けたことで、もう一つの真相が見えてくるのが終盤部分。

因縁と因果、誤解と和解、さまざまな感情がよぎる後半の展開まで目が離せませんでした。

もう一組のカプのかわいい魅力よ

タン・イーの部下で切れ者のジャックとシャオフェイの後輩リーアン。

純粋で愛らしいところのあるリーアンにハマっていくのがジャックなんですよ。

ジャックは難しい立場にいる男なんですが、リーアンに癒されていることが分かります。常識の枠には囚われない行動力と自由さが魅力。

リーアンも素直ゆえにお似合いの2人でした

かわいかったなぁ~(笑)

実は、私個人的にはタン・イーの妹同然のホンイエさんの秘書(先代グォドンさんの右腕だった)ダオイーさんがお気に入り!

甘カッコいいんですよね~

圈套~ラブ・トラップとは

自ら心を鎖で縛った孤独なボスと太陽のような刑事
共通の真相を追う魅力大のサスペンスロマンス

ハマリ度

 4

ハマりました。

もうさすがのHIStoryだ、とただただ脱帽しています(笑)

2019年のHIStory3は「那一天」も本作も10話というボリュームを生かしに生かした物語となっていて最高ですね(*´ω`*)

HIStory4があるらしいという噂が、先ごろふわりと流れていたのですが、実現してほしいですし、今のアジアBLドラマブームの中、作られないなんてことはなさそうだし、とも思っています。

なにより、元祖アジアBLドラマの先駆者HIStoryですもんね。

演者さんや制作陣の方々がクオリティーの高いドラマを作ってくださる幸せに2020年もあずかりたいところです!

クリス・ウー最新出演台湾BL映画

クリス・ウー君は2020年9月に封切られた話題の台湾BL映画「刻在你心底的名字」(Your Name Engraved Herein)で助演として出演されています。

主演は「赤い風船」のエドワード・チェン君。

Netflixが版権をとったという情報があります。

日本でも配信されるといいなぁ~

habbit
habbit
視聴方法のあと、事件の真相などのネタバレあらすじを語っていきますね

視聴方法は (2020.10.21現在)

VODで今すぐ

現在本作が会員見放題となっている主なVODはこちら

dTV

RakutenTV アジアドラマプレミアムチャンネル

*本記事をご覧のタイミングで配信状況が変化している可能性があります。あらかじめご了承ください。

DVDが再販決定

2020.12.25に販売終了していたDVDの再販売が決定したそうです!予約可となっているそうです。

ここからはネタバレがあります

ご注意ください

ネタバレあらすじ

サスペンスドラマはネタバレ厳禁ですよね。

ここからは、事の真相がどうだったかという部分をズバリとネタバレしながら物語を振り返っていきます。

望まれない方はご注意ください。

タン・イーが4年かけて準備していたこととは

  1. 組員が堅気の仕事で食べていけるビジネスの育成と行天盟の解体
  2. 父親代わりだったボス グォドンさんを殺害して逃げた男への復讐

この2点でした。

実は現場から逃走する男を見ていたタン・イー。警察にそのことを告げなかったのは自らが手を下すことを決めていたからでした。

男はグォドンと共に行天盟を作ったウェンハオ

海外で薬物の密売をしていたウェンハオをおびき寄せ復讐を遂げるのが最後の目的でした。

ウェンハオが抱えていた恨みとは

タン・イーが行天盟を率い、彼らの収入源である薬物のルートを絶とうとしていることが気にいらなかったウェンハオ。

けれど、何よりもウェンハオはグォドンに対する恨みがありました。

それは、自分が組のために服役を決めたことで、愛した女性の面倒を見てくれるどころか彼女から別れを切り出され、おまけにお腹の子をおろしたと告げられたことでした。

事件の真相はどうだったのか

出所後、愛した女性に会うためグォドンとともに待ち合わせした現場で事件が起こったのが4年前。

つまり、ウェンハオが愛していた女性というのがシャオフェイの先輩刑事リーチェンさんでした。

ただ、ウェンハオが2人を殺害したのではなかった。ウェンハオもまた真犯人を探していたのでした。

その犯人は、シャオフェイの捜査チームにいた先輩のジョウ刑事

お金欲しさに、警察が押収した麻薬を横流ししていたことを調査していたリーチェンさんが邪魔だったということでした。

シャオフェイが突き止めたもう一つの真相

事件の真相に近づく中で、今でないと気づくことはできなかったある真実にたどり着いたシャオフェイ。

それが、ウェンハオとリーチェンさんの関係、そしてリーチェンさんとタン・イーの関係でした。

リーチェンさんが産まなかったと言っていた子どもを実は産んでいた、それがタン・イー

ウェンハオとリーチェンの息子がタン・イーでした

誤解し、恨みを募らせ、引き返せない道を歩んだ親子。

恋しさと後悔がないまぜになった二人のさいごの別れが悲しく印象的でした。

結末は

父のように育ててくれたグォドンさんと、実の母リーチェンさんを手にかけたジョウ刑事を撃とうとしたタン・イーを止めるために自ら盾になったシャオフェイ。

殺人犯には絶対にしたくなかったシャオフェイの思いがそういう形になってしまいました。

命は助かり、シャオフェイは目的を達成できた。

けれど、発砲し刑事を傷つけた罪の償いは避けては通れないことから、裁判に向かうタン・イーを、熱い包容とキスで送り出すシャオフェイ。

なにか余罪が追及されるかもしれないけれど、戻ってくるまで待ち続けるシャオフェイを信じられるタン・イー

2人の愛は固く、ほどけることはもうなさそうでした。

さいごに

ラブなシーンもちょっと官能的で大人な世界だったタン・イーとシャオフェイ。

愛し合っている2人だから自然な流れ、という感じがすごくよく出ていてそこがまた良い。

大人やな~~。

HIStoryシリーズ、ラブストーリーとしてのクオリティが本当に高いですよね!

画像出典:@HIStory3_jp

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