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He’s Coming To Me ~清明節、彼は僕のお墓の隣にやって来た(とな墓)視聴感想 人間と幽霊 斬新なミステリーBLロマンス

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とな墓
habbit

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2016年のBLドラマ「Make It Right」で16才でデビューし、その後数々のドラマで実力を発揮しているタイ若手俳優のひとり、Ohm Pawat

Ohm君の「Make It Right」シリーズの次の出演作が通称「とな墓」と呼ばれる「彼は清明節に僕の隣のお墓にやってきた」でした。

邦題は「He’s Coming To Me ~清明節、彼は僕のお墓の隣にやって来た」となりました。

今私は、いわば “ひとりOhm Pawat君祭” 開催中。

この後も、興味がわいた彼の出演作を一つずつ時系列に見ていこうと思っています。

さて、本作でのOhm君の相手役は、日本でのタイBLドラマの先駆けとして人気となったヒット作「SOTUS」のSingto君。

先輩俳優さんとの堂々たる演じっぷりに、物語同様満足しました。

また、Ohm君は2021年、本作の演出をされたAof監督によるBLドラマ「Bad Buddy Series」で再び組まれます!

後半ではBad Buddy情報もご紹介したいと思います。

それでは、本作に感じた魅力など語っていきたいと思います。

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もくじ

作品情報

配信・話数

2019年 GMM TV 全8話

演出・キャスト

演出:Aof  Noppharnach Chaiwimol

Our SkyyEP3&4(2019)
とな墓:彼は清明節に僕の隣のお墓にお参りに来た(2019)
Dark Blue Kiss(2019)
Still2gether (2020)
A Tale Of Thousand Stars(2021)
Bad Buddy Series(2021)
Midnight Series: Moolight Chicken(2022) 他
Last Twilight (2023予定)

キャスト

Singto Prachaya Ruangroj(Mesメット)
Ohm Pawat Chittsawangdee(Thun)
Gigie Sarocha Burin(Praifah)
Chimon Wachrawit Ruangwiwat(Prince)
Sing Harit Cheewagaroon(Khiem) 他

冒頭あらすじ

心臓発作で亡くなり、10年近く誰もお参りに来てくれないお墓で転生できず過ごしてきたメット。

その年の清明節、メットは先祖のお墓参りにきた男の子Thunと目が合ったように感じた。

それ以降、毎年お参りに来るThunに会えるのを楽しみしていたが、やはりThunはメットが見えていたという。

しばらくお墓参りに来なくなって数年後、Thunは大学生になりメットに会いに来た。

転生できない理由は正しい死因を知らないからと話すThunは、本当の死因が何かを共に調べてくれることになったのだった。

予告編

日本語字幕がついています

一緒に暮らしながら調査を進め、そして二人の間に深い感情が生まれていくことが感じられるドラマチックな予告編ですよね。

清明節は中華系の先祖供養の祝日のことで、日本でいう、時期は違いますが、お盆のような感じですね?

とな墓 の魅力と個性

映像に感性を乗せるAof監督の演出

「Dark Blue Kiss」(2019)を見た時にも、主人公たちの気持ちがシーンの映像から伝わるよう工夫されていることが感じられました。

風景ならその構図や色味、室内ならば照明やその色彩など、美しさと感性を共存させながら見せるということをされる監督さんだなと感じていました。

先ほどの予告編でも感じられたかと思いますが、本作「とな墓」でも、Thunの部屋や、彼の寮のベランダでの二人の時間、町を歩くシーン一つとっても、関係の深まりが感じられ美しさがありました。

ミステリーが牽引するラブストーリーの面白さ

主人公のひとりメットは幽霊。

なぜ自分が死んだのか、メットはその理由を知るまでは転生できないんです。

メットをその目で見て話すことができるThunは彼を助けたいと思い、やがてその思いがそれ以上のものに変わっていきます。

ふたりには、意外な縁があったことも分かり、ミステリーとラブストーリーに反転も加わる、最後まで視聴者を離さない物語でした。

愛していても触れられない切なさ

幽霊と人間、Thunを思っても触れられないメットに幾度となく切なくさせられます。

でも、何かの折に、Thunと触れ合えるんです。

終盤に来てその理由が分かるのですが、愛し合う二人の結末がどうなるのか気になって気になって、最後まで一気に見てしまいました。

とな墓 とは

幽霊と人間、死因調査と深まる互いへの思い
感性を刺激するミステリー&ロマンス

ハマリ度は

 3.5

期待通りOhm君の自然でおおらかで力強い演技を堪能しました

Singto君は、SOTUSのKongpopとはキャラクター像も雰囲気も全く違うメット。

とな墓は主演陣と、短くとも内容の濃い物語が素晴らしいドラマでした!

視聴方法 (2023.10.2現在)

①VODで今すぐ

U-NEXTでは、会員見放題にて配信されています。

U-NEXT

その他、課金有料にてRakutenTVでの配信もあります

RakutenTV

*2023.10.2現在の情報となります。最新情報はU-NEXTサイトにてご確認ください。

②Blu-rayも発売されています

出演:シントー・プラチャヤー, 出演:オーム・パワット, 出演:チモン・ワチラウィット, 出演:シング・ハリット, 監督:Aof・ノファナック

海外からご覧になる方はYouTubeで

GMM公式Youtubeに、英語字幕付き本編動画があります。(要VPN

「とな墓」GMM公式Youtubeリンクまとめ

ここからはネタバレがあります
ご注意ください

ネタバレあらすじ・感想

本作はミステリーの要素があったので、物語の謎の部分についてここからお話していこうと思います。

未見の方はご注意ください。

ふたりにあった深い縁

大学に通うThunの寮で一緒に暮らし始めたメット。

Thunの大学の生徒だったことや、心臓疾患を抱えて定期的に病院で診察を受けていた記録などもチェック。

けれど、真相にはたどり着けませんでした。

しかし、Thunの女友達Praifahの家にお母さんに送ってもらった際、彼女のファミリーネームがメットと同じだということが分かります

*お母さんも、幽霊が見える人でした。

このことが、メットが生前住んでいた家を突き止める決定打になりました。

お母さんとメットの縁

お母さんの初恋であり、メットの元カノがお母さんでした。

彼をとても愛していたお母さん。けれど、生前メットは女性を愛せないと正直に話したそうです。

Thunのことを愛し始めていたメットは、若き日のお母さんを悲しませたこと、彼女の息子を愛してしまったことを申し訳なく思っていました。

でもお母さんは、Thunもまた女性を愛せないという告白と、たとえ幽霊であっても、メットを愛しているという気持ちを受け入れてくれました

メットの死因は何だったのか

裕福だった両親が亡くなり、叔父さん夫婦と同居していたメット。

メットは心臓のための薬をすり替えられ、発作が起きた時にのむ薬も隠され、倒れたところを救出もされずに亡くなっていました

すべては、借金を抱えていた叔父さんが、メットが受け継ぐはずだった莫大な遺産を狙ってのことでした

ふたりの結末は

すべての事情が明らかとなり、祖父の罪に胸を痛める孫娘でありメットの姪だったPraifahが供養の祭祀を行うことに。

メットは転生できることにりました。

別れの辛さに耐えつつ見送り見送られたThunとメット。

けれど、メットは戻ってきました。

転生できない魂の一つ、 “やり残したことがある” ようでした

それはまさに、Thunと愛し合うこと

いつまで一緒にいられるか分からない、でもThunに姿が見える限り二人は一緒にいられるという幸せを手にした。

彼らにとってのボーナスタイムがあることが分かった幸せなラストでした。

OST MV

優しく切なく温かいイメージのオープニング曲がこちら

Boy Trai Bhumiratna「Hai Ruk Pra Got Tua (OST. Kao Mah Cheng Meng Karng Karng Loom Pom Krub)

Singto君の歌うバージョンはこちら→https://youtu.be/KeiCss4TyNU

劇中のシーンもセリフ入りで見られますね。

ドラマの余韻が味わえます。

感想

とな墓では中華系の宗教や文化、イメージなどが盛り込まれていました。ここは日本との違いが感じられてとても新鮮でした。

私は亡くなった方が「あの世に行く=成仏する→天国に一旦行く→転生は早い人も何百年後など遅い人もいる」という言い方とイメージになじみがありますが、「とな墓」ではただ”転生する”という言い方をしています。

とな墓でいう転生が”生まれ変わること”という意味であっているなら、現世の人生が終わったらすぐに生まれ変わるイメージのようです。

そういえば、「Until We Meet Again」は生まれ変わりのスパンがとても短かかったのですが、こういう死生観がタイには定着しているんでしょうね

興味深いです。

さて、

Thunとメットは触れることは叶わない二人だと思っていたのですが、Thunが強く願えばメットと触れ合えることも分かりました。

日々、一分一秒を大切にしながら互いを思い合うんだろうなという温かい気持ちになれたラストでした!

あ~幸せ。

身内を殺害したことを隠し通せると踏んでいたあさましい心根もすべて家族にバレた叔父さん。

裕福な暮らしを手に入れて家族に尊敬される余生は崩れ去った。

メットの無念はこういう形で晴らされたんだなと。

サスペンスヒューマンドラマに、人間と魂となった幽霊とのファンタジックBLロマンスが盛り込まれた物語は初めてでした

Ohm君とSingtoさん、ほんと素晴らしいなぁ~

タイのBLに出会わなければ、このドラマにの出会えなかったわけで。

良いドラマに出会えました!コップンカー

Ohm&Aof監督再タッグ2021年「Bad Buddy」

Ohm君は、これまでBLドラマや映画などいくつかされています。

デビューのシリーズ「Make It Right」以降、特定の俳優さんとペアを組まれていないのだけれど、毎度見事な演技でケミを見せてくれる、なんというか、”特別枠俳優”さんとも呼べる存在です。

そのOhm君が、2021年には、なんと親友でBLドラマ初となるNanon君と「Bad Buddy The Series」でCPを演じられます

予告編がこちら!

2021.3.9地点ですでに226万回再生されている、期待度が高く人気のほどが伺えるドラマです。

親同士の仲が悪く、自分たちも代理戦争のように競わされてきたのだけれど、実は…という、秘密の関係が出来上がっていきそうです。

Nanon君が初めてのBLドラマ出演を決めた理由のひとつが、親友のOhm君とだったからというのもファン尊死ポイントです。

演出は本作のAof監督

演出をされるのは、本作「とな墓」でOhm君と組まれたAof監督。

今年(2021年)、プライベートでは長年の同性の恋人とご結婚されたことをIGで静かに公表されていたAof監督が描かれるBLドラマは、いつも美しさとトキメキと少しの切なさも描かれます。

「Bad Buddy」はとっても明るさを感じる予告編となっていますが、ラブなシーンはやっぱり必見のトキメキポイントとなりそうです💕

楽しみですね!

あわせて読みたい関連作

Aof監督の演出作「A Tale Of Thousand Stars」もぜひ

デビュー作からすでに見ごたえ十分、Ohm君の俳優としてのポテンシャルがまぶしく光っていた「Make It Right」シリーズ!

そして、助演男優賞を得たOhm君の演技必見の映画「デュー~あの時の君とボク」もぜひ

次ページでは「とな墓」のGMM公式Youtubeリンクをまとめています。

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habbit

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